《第77回》
ソーシャル・メディアを活用したショッパー・インサイトの把握
(株式会社マクロミル上田 雅夫)
●従来のショッパー・インサイトの調査手法の欠点を補う方法として、ツイッターの利用を試みた非常に興味深いチャレンジングな研究です。
店頭観察調査の実施実現の難しさ(お店の協力など)や、サーベイ調査による対象者の記憶の問題など、購買時点の態度・行動をより正確に測定する方法がショッパー・インサイトの発見では求められています。
ITの進歩は徐々にその可能性を高めています。
その1つであるツイッターを利用して、より精度の高いショッパー・インサイト調査の確立を目指した研究です。
●外部の人からつぶやきが見れないように(参加者間はお互いの発言は見られるの返信やRTは可能)、調査用のツイッターのアカウントと設定し、買い物について自由につぶやいてもらう方法。会話を妨げないように主催者側の発言は原則1日1回。
●提出ペーパーによりますと、この調査によって、
①十分な発言が得られた、
②RTや引用により会話が成立
③購買理由において非価格の比率は低くない
④購買理由は日々変化する
点を明らかにし、ショッパーインサイトの発見に、ソーシャルメディアであるツイッター活用の有効性を検証しています。
●(所感)モバイル調査の1つです。モバイル・アプリでも可能だと思います。
ソーシャルメディア・モニタリングでも、ショッパー・インサイトはリスニング可能でしょう。
また、MROCの中での展開も可能です。エスノ的観察も実施可能でしょう。
このように、ITの進歩は、ショッパーインサイト・リサーチの可能性を大きく拡大してくれるものと期待されます。
******************************
以下、プレゼン中の私の個人的ノートです。
●12:58-13:20
はじめに
調査概要
調査結果
・ショッパーインサイトへの関心の高まり
Deloitteの研究
・これまでの購買意識のアプローチ方法
既存手法ではショッパーインサイトの測定が難しい
Twitterプラットフォームを活用するメリット
1440万人
即時性の高いコミュニケーション
文章ではなくつぶやき⇒本音の収集
全国25-34才
iPhone所有者で、日常的にツイートしている人が対象
50人―42人
調査用のIDを取得
自発的発言、働きかけは必要なものに限定、最小限
期間中のツイート数
1人当たり1-2ツイート
毎日約半数がツイート
書き込みのあった購入業態
CVS,スーパー
書き込みタイミング
何かしたタイミング
メンバー間の相互作用:会話が見られた
同一個人の状況の変化:購買理由が状況に依存
発言内容
感想が6割、理由が4割
購入理由で非価格の理由の比率が高いープロモーションに活用
結論
1) 気分の変化:気が緩み購入
⇒気分を変化させる売り場を作る
2) ネットの影響:ネットの記事の影響
⇒リアルとバーチャルの連動
3) 店頭における推奨:オススメ
⇒適切な推奨
実験調査の長所
コミュニティによる相互作用だけでない
記憶に頼らずに意識・態度を変化
時間軸の行動(背景・状況)
表現の多様性(写真、絵文字)
短所
構造化する必要がある調査に不向き
SMRの今後の展望と課題
場所・時間に制限されない
他の調査への応用(耐久財の購買過程、契約型サービスの満足度調査)
位置情報、購買情報
全員ができるわけではない
ソーシャル・メディアを活用したショッパー・インサイトの把握
(株式会社マクロミル上田 雅夫)
●従来のショッパー・インサイトの調査手法の欠点を補う方法として、ツイッターの利用を試みた非常に興味深いチャレンジングな研究です。
店頭観察調査の実施実現の難しさ(お店の協力など)や、サーベイ調査による対象者の記憶の問題など、購買時点の態度・行動をより正確に測定する方法がショッパー・インサイトの発見では求められています。
ITの進歩は徐々にその可能性を高めています。
その1つであるツイッターを利用して、より精度の高いショッパー・インサイト調査の確立を目指した研究です。
●外部の人からつぶやきが見れないように(参加者間はお互いの発言は見られるの返信やRTは可能)、調査用のツイッターのアカウントと設定し、買い物について自由につぶやいてもらう方法。会話を妨げないように主催者側の発言は原則1日1回。
●提出ペーパーによりますと、この調査によって、
①十分な発言が得られた、
②RTや引用により会話が成立
③購買理由において非価格の比率は低くない
④購買理由は日々変化する
点を明らかにし、ショッパーインサイトの発見に、ソーシャルメディアであるツイッター活用の有効性を検証しています。
●(所感)モバイル調査の1つです。モバイル・アプリでも可能だと思います。
ソーシャルメディア・モニタリングでも、ショッパー・インサイトはリスニング可能でしょう。
また、MROCの中での展開も可能です。エスノ的観察も実施可能でしょう。
このように、ITの進歩は、ショッパーインサイト・リサーチの可能性を大きく拡大してくれるものと期待されます。
******************************
以下、プレゼン中の私の個人的ノートです。
●12:58-13:20
はじめに
調査概要
調査結果
・ショッパーインサイトへの関心の高まり
Deloitteの研究
・これまでの購買意識のアプローチ方法
既存手法ではショッパーインサイトの測定が難しい
Twitterプラットフォームを活用するメリット
1440万人
即時性の高いコミュニケーション
文章ではなくつぶやき⇒本音の収集
全国25-34才
iPhone所有者で、日常的にツイートしている人が対象
50人―42人
調査用のIDを取得
自発的発言、働きかけは必要なものに限定、最小限
期間中のツイート数
1人当たり1-2ツイート
毎日約半数がツイート
書き込みのあった購入業態
CVS,スーパー
書き込みタイミング
何かしたタイミング
メンバー間の相互作用:会話が見られた
同一個人の状況の変化:購買理由が状況に依存
発言内容
感想が6割、理由が4割
購入理由で非価格の理由の比率が高いープロモーションに活用
結論
1) 気分の変化:気が緩み購入
⇒気分を変化させる売り場を作る
2) ネットの影響:ネットの記事の影響
⇒リアルとバーチャルの連動
3) 店頭における推奨:オススメ
⇒適切な推奨
実験調査の長所
コミュニティによる相互作用だけでない
記憶に頼らずに意識・態度を変化
時間軸の行動(背景・状況)
表現の多様性(写真、絵文字)
短所
構造化する必要がある調査に不向き
SMRの今後の展望と課題
場所・時間に制限されない
他の調査への応用(耐久財の購買過程、契約型サービスの満足度調査)
位置情報、購買情報
全員ができるわけではない
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