2012年9月6日木曜日

MRの集合知

《第100回》

●めでたく本ブログも今回で、100回目の投稿をむかえました。閲覧有難うございます。

情報・知識の吸収・共有と、日常業務での実践活用・アクションに、少しでもお役に立てれば幸いです。

2009年11月28日が第1号でした。
http://www.minnanomr.com/2009/11/blog-post.html#!/2009/11/blog-post.html

『図解入門ビジネス 最新マーケティング・リサーチがよーくわかる本』(秀和システム)の出版を記念してスタートしました。
そこでも書いたのですが、「リサーチの集合知」を目指しています。

それでタイトルが、「みんなのMR」です。

ちなみに、experidgeは、experienceとknowledgeの合成語です。

みんなので知識と経験を共有して、次のレベルに行きましょう、を目指しています。

●1人のリサーチャーがいくら頑張って、リサーチ体系を理解しても、たかが知れています。

また何年もかかって、すでにあるリサーチ体系を理解するのも人生の貴重な時間のムダです。

知っているか知らないかで「差別化」する時代は終わりました。

リサーチャーは、「課題解決力」で勝負の時代です。

インサイトとソリューションの時代です。

それならば、リサーチャーみんなで助け合って、「リサーチ体系」を共有すればよいのではないかと思います。

それにはリサーチャーが「つながる」必要があります。 CONNECT

それを具現化したものが、リサーチャーの個人ネットワーキングのグループであるJMRXです。

自分の知っていることは、どんどん他のリサーチャーに伝え、知らないことは、どんどん知っているリサーチャーに聞こうというものです。 SHARE

そして、さらにMRを進化させてゆこうというものです。こうすれば、学ぶことより、考えることに、もっと時間をとることができると思います。そしてハッピーになれると思います。 HAPPY

それを技術的に、ソーシャルは可能にしてくました。

●このような考えに基づいて、「JMRX研修会」と、「MRWiki」を企画しています。

前者は、相互に教えあおうというもので、後者はそれを知識体系にまとめるものです。

●以下に、例えばとして、その体系の概略をまとめました。

これは完成版ではなく、どんどんリバイズ可能です。加筆や削除、項目の統合や細分化、新項目の追加など、どんどん行いたいと思います。

●皆さんが興味があり、内容を解説できる項目を選んでいただき、

パワポ(頁制限なし)で、研修資料を作成してください。

それを教材として、研修会を開き、学び・教えあうというものです。(無料あるいは、講師の方の交通費程度の低料金)

さらにその資料をMRWikiとして、ネット上に無料公開するというものです。

●以上の趣旨に賛同していただける方は、どんどん資料の作成をお願い致します。

連絡先: JMRX事務局 shigeru.kishikawa@experidgejapan.com


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第1章 マーケティング・リサーチの基礎

1-1 マーケティングの理解

1-2 消費者の理解

    ・インサイトの考え方

1-3 マーケティング活動の意思決定をサポートする情報の提供

    ・価値の最大化と失敗リスクの低減

    ・最適化

    ・有効なリサーチとリサーチROI

1-4 定量調査と定性調査

1-5 アドホック調査とトラッキング調査、パネル調査

1-6 BtoC調査とBtoB調査

 

第2章 マーケティング課題解決のためのツール・ボックス

<市場を理解する>

2-1 市場データの分析: シンジケート・データ(小売店パネル、消費者パネル)

     製品カテゴリーの市場規模(販売金額、販売量)や、企業/ブランドシェア、流通

データ(取扱い店率、配荷率、フェイス率、販売価格、特売価格)、販促データなど

2-2 消費者データの分析: シンジケート・データ、シングル・ソース・データ

     購入率、購入先、使用頻度など

2-3 製品・ブランドの市場浸透度分析: U&A調査

     認知率(明示・非明示)、購入経験率、購入意向率

<製品やサービスのアイディア開発を行う>

2-4 製品やサービスのアイディアを考える: アイディア・ジェネレーションの方法

2-5 複数のアイディアの中から有望なものを選ぶ: アイディア・スクリーニングの方法

2-6 コンセプト・メイキングの方法: コンセプトの要素

2-7 コンセプト診断(クリニック)の方法: 強み・弱み(改善点)の発見方法

2-8 定量的コンセプト・スクリーニング・テストの方法

2-9 コンセプト・テストの方法

2-10 コンセプト・プロダクト・テストの方法

<最適ポジションを開発する>

2-11 ポジショニング分析: 知覚マップ(バイプロット分析、コレスポンデント分析、多次元尺度分析)

<最適な製品・サービスを開発する>

2-12 官能評価テストの方法

2-13 製品テストの方法(1): CLTの方法、HUTの方法、

2-14 製品テストの方法(2): モナディック法、連続モナディック法、一対比較法、プロトモナディック法、トライアングル・テスト

<最適なパッケージを開発する> 購買喚起力=視認性、コミュニケーション、機能性

2-15 パッケージ・テストの方法

<最適なネーミングを開発する>

2-16 ネーミング・テストの方法

<最適な価格を開発する>

2-17 PSM分析

2-18 BPTO分析

2-19 離散型選択モデル

<販売量の予測>

2-20 テスト・マーケットの方法

2-21 STM(シミュレイティド・テスト・マーケット)の方法: BASES, アセッサー

<製品やサービスの改善を行う: 商品リニューアル、アップグレードのための調査>

2-22 ライン拡張の方法: TURF(ターフ)分析

<販売促進施策を開発する>

2-23 施策効果実験調査

<広告関連調査>

2-24 TVCFテストの方法

2-25 雑誌広告テストの方法

2-26 視聴率調査

2-27 広告トラッキング調査: 認知、広告理解、認知経路、広告評価

<販促施策の効果を測定する>

2-28 BTLリサーチの方法

2-29 キャンペーン効果測定

<流通関連調査>

2-30 ミステリー・ショッパー

2-31 商圏調査

2-32 店頭陳列調査

2-33 インストアプロモーション調査

<ブランド開発とブランド強化を行う>

2-34 ブランド・ヘルス・チェック調査: ブランド・エクイティの測定、ブランド・イメージの測定

<顧客経験を改善し、顧客ロイヤルティを向上させる>

2-35 顧客満足調査: CSIの測定と、顧客満足度向上のための改善点の発見

2-36 NPS調査

2-37 コンタクト・ポイントの評価測定

<ショッパーインサイトのための調査>

2-38 来店客調査

<その他>

2-39 社員意識調査(社員満足度調査)、モラール・サーベイ

 

第3章 調査企画のためのツール・ボックス

3-1 企画書テンプレート

3-2 調査デザインの選定方法

3-3 調査目的とタイミング、コスト

3-4 インパクトのある企画書の書き方

3-5 見積もりの方法

 

第4章 データ収集のためのツール・ボックス

<定量手法>

4-1 対象者の選定方法: 誰に聞くかの決定と、サンプリング法

4-2 調査票の作成: 何を聞くかの決定と、どのように聞くかの測定方法

4-3 尺度法

4-4 調査の妥当性と信頼性

4-5 ネット調査

4-6 訪問面接法、留め置き法、電話調査、郵送調査

4-7 実験手法 

<定性手法>

4-8 グループ・インタビュー: ディスカッション・ガイド、モデレータ、グループダイナミックス、トライアッド・グルイン、ツーウエイ・グルイン、ビデオ・グルイン、バーベイタム

4-9 インタビュースキル

4-10 本音探索方法(投影法): 比喩法、擬人法、役割演技法、コラージュ法、仮定法

4-11 詳細面接(ワンオンワン・インタビュー)、ペアド・デプス

4-12 行動観察調査

4-13 日記調査

4-14 評価グリッド法

4-15 ラダリング法

4-16 デルファイ法

4-17 プロトコル分析

4-18 投影法

<定量と定性のハイブリッド手法>

4-19 ハイブリッド調査法

 

第5章 データ分析のためのツール・ボックス

<統計の基礎 >

5-1 記述統計

5-2 ウエイト付け集計

5-3 統計的検定: 平均値の差の検定、比率の差の検定

<関係性を分析>

5-4 クロス集計: クロス分析の方法

5-5 相関分析: 相関係数、偏相関係数

5-6 重回帰分析

5-7 PLS回帰

<知覚マップ分析>

5-8 主成分分析

5-9 因子分析

5-10 コレスポンデンス分析

5-11 多次元尺度法

5-12 数量化III

<因果関係を探る>

5-13 共分散構造分析

<要因を探る>

5-14 分散分析

5-15 多重比較法

5-16 実験計画法

5-17 数量化I

5-18 数量化II

<セグメンテーション分析>

5-19 判別分析

5-20 ロジスティック回帰

5-21 決定木分析: CHAID法

5-22 ニュートラル・ネットワーク

5-23 クラスター分析: 階層構造をもつクラスター 分析とK-means

5-24 潜在クラス分析と潜在混合分析

<デモリング>

5-25 回帰モデル

<最適製品を特定するための分析手法>

5-26 バイブロット分析

5-27 グラフィカル・モデル分析

5-28 ペナルティ分析

5-29 属性効果分析

5-30 狩野分析

<最適選択を特定するための分析手法>

5-31 コンジョイント分析

5-32 選択型コンジョイント分析(ディスクリート・チョイス分析)

5-33 マックス・ディフ分析(Max Diff

5-34 AHP分析

<POS分析>

5-35 マーケット・バスケット分析

<マーケティング・アナリティクス>

5-36 マーケティング・アナィティクスの方法

<分析ソフト>

5-37 SPSSの方法

5-38 フリー統計ソフトRの方法

<マイニングの方法>

5-39 データ・マイニングの方法

5-40 テキスト・マイニングの方法

<DIYツール>

5-41 SurveyMonkey(サーベイ・モンキー)

5-42 Fastask(ファストアスク)

 

第6章 海外調査のためのツール・ボックス

     6-1 日本の調査会社の選定

     6-2 海外の調査会社の選定

     6-3 中国での調査

     6-4 欧米での調査

     6-5 東南アジアでの調査

     6-6 国際比較調査

 

第7章 レポーティングとプレゼンのためのツール・ボックス

7-1 グラフの作成

7-2 図解の方法

7-3 ロジカル・シンキングの方法

7-4 インサイトの見える化の方法

7-5 結果―結論の記述方法

7-6 プレゼンの方法

 

第8章 調査会社の選定のためのツール・ボックス

     8-1 ネット調査会社

     8-2 伝統的調査会社

     8-3 定性調査会社

     8-4 外資系調査会社

 

第9章 ニューマーケティング・リサーチのツール・ボックス

<Askingからリスニング・リサーチへ>

9-1 コミュニティ・リサーチの方法: MROCsとコミュニティ・パネル

9-2 ソーシャル・リスニング

9-3 Google Insightsの活用

9-4 ソーシャルメディア・リサーチ

9-5 ソーシャル・メディアの効果測定

<行動経済学>

9-6 行動経済学の方法

<潜在意識を探る>

9-7 脳科学・エスノグラフィー、バイオメトリクスの方法、ニューロ・マーケティング: アイ・トラッキング、フェイス分析

<ビッグデータ>

9-8 ビッグデータ分析

<調査の活性化>

9-9 ゲーミフィケーション

<真実の瞬間のリサーチ>

9-10 モバイル・リサーチ

<共創リサーチ>

9-11 共創(コ・クリエーション)の方法

 

第10章 マーケティング・リサーチの情報源

10-1 ソーシャル・メディア: Facebook,LinkedIn,Twitter

10-2 2次分析のための情報
 
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