2010年3月23日火曜日

MRについての情報共有や勉強会、議論ができる機会がもっと多くあってもいいのでは?

先週ご案内したように、今週は、海外ではMRのビッグイベントがあります。

●1つ目は、March 22 - March 24、2010 ARF 56th Annual Convention + Expo, New Yorkです。


USの権威あるARF(Advertising Research Foundation)の56回目の年次会議です。
プログラムをご覧いただくとわかりますが、興味深いセッションが多く含まれています。

Onlien research qualityや、social media, online engagement, research transfromation, netnography, WOMとviral markeitng, listening workshopなどの興味深いテーマが取り上げられています。

昨年の会議について。関連ブログ Facebook ビデオ① ビデオ② ビデオ③

Twitterのハッシュタグは、#rethink10です。

http://search.twitter.com/から入ってください。昨日から会議が始まっていますので多くの書き込みが既にされています。

例えば、
Globalspeak: RT @pblackshaw: 10 Essential Rules for Brands In Social Media
http://adage.com/u/b3aZOb  #rethink10 といったおもしろい資料などもアップされています。



MaartenFM: ARF reception just ended, catching up with some cool people. #rethink10 と2時間前の記述があります。1日目の夜のレセプションが終了したようです。
(NYとの時差は、夏時間が既に始まっていますので13時間遅れです。)


ARFのTwiterアカウントは、The_ARF


●2つ目は、March 23 - March 24 2010 MRS Research 2010: The Annual Conference, London


MRS(Market Research Society:世界70カ国以上からの加盟団体をもつリサーチ団体。本部ロンドン)の年次大会。


プログラム The research company of the futureのセッションもあるようです。


Twitterハッシュタグは、#rest10です。

●最後は、March 25, 26 2010 Qualitative Research in Web 2.0: The Next Leap! Berlin


サブタイトルが、Tackling issues and opportunities of integrating Web 2.0/3.0 into qualitative research

Merlien Institute (オランダ・ロッテルダム)定性調査の専門団体主催

Twitterのハシュタグは#QRWEB

定性リサーチャーも、グルインばかりやっていられない状況です。デジタル革命により、
さまざまな新しいツールが出てきています。

例えば、online communities, online focus groups, blogs, netnographies WEB semioticsその他social networking platforms

以上のような会議では、Social mediaの時代に合わせて、セッションとセッションの間の休憩を

Networking Breakとよんだり、ランチタイムをNetworking Lunchと名付けるなど、

ネットワーク作りが盛んなようです。


●3月は、USでは主なリサーチの会議シーズンの幕開けです。

USの@ResearchRockstarが、

Mar 1 2010 Market Research Conferences: Do In-Person Events Still Matter?

のブログを書いています。

それで気付いたのですが、先週のリサーチ・イベントのリストで、

The AMA’s annual Market Research Conference(Atlanta in September)

アメリカ・マーケティング協会のリサーチ会議)と、

IIR’s The Market Research Event(San Diego in November) 

Institute for International Research

の大きな大会が抜けていましたので補足しておきました。

これらと、MRA’s big conference (Boston in June)Marketing Research Association)が

USでの3大イベントです。



これらについては、また開催時に紹介できればと思います。


●上のブログのポイントは、いまやWebinar(ウエブとセミナーの合成語)のような

オンラインで行うトレーニングや、Twitter+USTREAMなど同時放送などある中で、

わざわざ高い参加費を払って、宿泊費と交通費をかけて、

上のような会議に出席する意義があるかどうかについて述べています。

●そのようなin-person events に参加する意義として3つ上げています。

ネットワーク作り-確かに参加している人々に直接あって、話をして知りあいになる価値はあります、

予期せぬラーニングがある-やはり生の話を聞いて、リアルの場で得るものは大きいと思います、
議論ができる-会議で質問をしたり、参加者と議論をすることができます。

逆に言えば、話を聞いて資料だけもらってくるのではなく、

これらの3つを行うこと(何人の人と知り合うことができたか、思わぬ発見があったか、

質問や議論によって、理解を広げたり深めることができたかどうか。。)が

できれば参加した意義があったと言るでしょう。

特に直接会ってのネットワーク作りは重要だと思います。


●このように、アメリカやヨーロッパでは盛んにMR関係の会議や研修などが、
毎週のように各地のどこかで開催されています。

日本の場合、このような機会が少ないので、直接参加する意義があるかどうかを

考える以前の問題のようです。海外の会議に参加するのは費用面でも大変です。

もっとこのような機会が国内でもあればと思います。

そうすれば、日本のMRがさらに発展する可能性があるかと考えます。

●また、消費者の実態は国によって異なるかもしれませんが、リサーチの方法自体は

グローバルなものだと思います。それゆえに海外の団体との交流も

より多くあってもよいかと思います。

特に、日本のMRの「次世代を担う若きリサーチャー」の皆さんの間で。。。



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