2012年11月25日日曜日

第32回JMRX勉強会報告: ESOMAR Congress報告


≪第107回≫

2012年10月31日(水)に、(株)ビデオリサーチ社のミーティングルームをお借りして、第32回JMX勉強会を開催致しました。

今回のテーマは、「ESOMAR Congress 2012:Accelerating Excellence」と題して、

9月9日から12日まで、アメリカのアトランタで開催されました第65回ESOMAR会議への参加報告を私が行いました。

勉強会告知:http://kokucheese.com/event/index/57313/

ESOMARの会議案内: http://www.esomar.org/events-and-awards/events/global-and-regional/events2012/congress-2012/23_congress-2012.overview.php

●65回のESOMAR Congressの歴史の中で、初めてアメリカで開催された記念すべき大会でした。

写真は、ベストペーパー賞を受賞したイギリス・ブレイン・ジューサー社のTom Ewing氏の発表風景です。

●余談ですが、アトランタは、US留学時代に一度、訪れたことがある都市で、その時は、マーティン・ルーサー・キング牧師のMartin Luther King Jr. National Historic Siteに行きました。また、コカコーラやCNNの本社がある都市で、「風と共に去りぬ」の著者であるマーガレット・ミッチェルの生誕地としても有名です。町の真ん中を南北に走るピーチツリー通りの街並みが美しかった印象が強く残っています。

http://www.axisatl.com/attraction.html
http://homepage3.nifty.com/cardiff/usa/MLKnationalhistoricsite.html
http://allabout.co.jp/gm/gc/77419/
http://janeinmydream.blog10.fc2.com/blog-entry-162.html

●さて、会議の方ですが、数あるESOMARの会議に中でも、さすが年1回開かれる本会議とあって、ESOMAR AP(アジア・パシフィック)会議やESOMAR3D会議のような地域会議や専門会議と比較して、その内容の充実ぶりが際立っています。各国、各社、各リサーチャーが競って優れた発表を行う場として、リサーチャーとして一度は参加する価値があるかと思います。ちなみに来年(2013年)は、トルコのイスタンブールで開かれる予定です。

●当日発表資料

 

2012年10月度第33回Jmrx勉強会資料 from Shigeru Kishikawa

ESOMAR会議で発表された34のプレゼンを次の6つの最新動向にそって、そのポイントを説明致しました。
①ソーシャル・リスニング、②MROC、③モバイル・リサーチ、④行動経済学、⑤ニューロサイエンス/バイオメトリクス、⑥リサーチ2030


●いずれも意欲的で非常に刺激的な発表内容でした。

MROCの有効活用事例の紹介や、行動経済学のMRへの活用による既存MRのグレードアップの方向性の示唆、2030年(あと18年後)のMRのあるべき姿を見据えたMRの新たな挑戦の事例など、今後のMRを考える上での大きなヒントをえることができる内容がいっぱいでした。新しい挑戦意欲がわくMR会議でした。

写真:CommunispaceのCEOダイアン・ヘッセンの発表

●会議の内容をよくフォローしていただいた次のブログも参照
「いまんとこの最適化:JMRXに久々にいってきた」
http://d.hatena.ne.jp/mshino55/20121031/1351689364





 

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