《第67回》
◆JMRX勉強会2011年7月度開催
●2011年7月23日(土)に、築地の社会教育会館にて開催致しました。
これまで、原則平日の夜に開いておりましたが、初めて休日の午後開催することができました。本当は昼間やりたかったのですが、会場の都合で夜になりました。
2011年上半期のまとめということで、講師の方も通常1人から、今回は3人の方をお呼びしました。(そのため参加料が1,000円から2,000円に上げさせていただきました。今回は1万円の有料会場の使用ということもあって。次回からはまた通常の1,000円でがんばります。)
●JMRX勉強会の主旨にご理解いただき、お忙しい中、原稿の準備および講演をしてくださった講師の方に深く感謝申し上げます。
また年末かあるいは年始にこの第2弾、2011年総括を休日に開催したいと思っています。
●あと、以前ご案内させていただいた「JMRXのMR研修会」を秋ぐらいから開催できればと思っています。
●ちなみに、講師の方には、講演料1万円と懇親会費無料、会場提供会社様には、参加社員の方全員の参加料無料になっております。(2011月2月度より。それまで講師をしていただいた先生方、誠に申し訳ありません。それまでは無給でした。)
ぜひ、JMRXでお話していただける方と、会場提供企業様の応募をお待ちしております。
●案内:
2011年 7月23日(土) 18時30分~ @築地社会教育会館
[JMRX勉強会【次世代MRネクストステップに向けて】]
-2011年上半期MRトピックスを振りかえる
【プログラム】
【1】山崎晴生氏(株式会社クロス・マーケティング取締役)
「ネット調査の過去・現在・未来」
⇒ネット調査業界第2位のクロス・マーケティング創業者山崎氏に過去10年の
定量ネット調査を振り返っていただき、2010年代のMRを展望していただきます。
【2】中村耕史氏(クックパッド株式会社)
「クックパッドのリサーチ方法」
⇒萩原雅之氏『次世代マーケティングリサーチ』で紹介されたクックパッド社の
リサーチの方法についてご紹介していただきます。
【3】岸川茂氏(株式会社MROCジャパン)
「海外MR会議報告第2弾:2011年上半期MR会議レビュー
CASROテクノロジー会議報告―MROCとソーシャルリスニング、モバイルリサーチ
*CASRO: Council of American Survey Research Organizations
⇒海外のMR会議での発表から、次世代MRの3つの主要方法の最新動向をご紹介いただきます。
-今日のJMRXはリサーチャーにとっては出ておくと良かったと思う。賛否はおいといて、脳みそは揺さぶられること間違いなし。それが自身の行動を変えるきっかけになる。 #jmrx
返信する RTする ふぁぼる
mshino55 2011/07/23 23:42:13
-昨日のJMRX、かなり面白かった!否応なく、自分の今後の仕事の仕方を考えさせられる内容でした。質疑応答もかなりインタラクティブに行われたので、皆さんも感じられるところが大きかったと感じました。素晴らしい場の提供ありがとうございます。#JMRX
返信する RTする ふぁぼる
Ryuta_O_ 2011/07/24 08:26:43
●ブログでのご紹介は、(必読です)
@mshino55さんのJMRXに行ってきた
・「各種差別化が行われたMROCブームが業界に来るのかもしれませんが、レポートだけをただ提供するようなサービスを、安価に提供して、MROCの真価が発揮されないまま一過性のブームになること、は少しさびしいように思います。」
あわせて、ストンと落ちるソーシャルリスニングも参照。
@ madarame JMRX勉強会【次世代MRネクストステップに向けて】に参加してみた
30歳前後の人で10名ちょいは居たかな」
-「今までのサーベイメソッドをきっちり学んで実践しているリサーチャーの方々が、新しいサーベイメソッドを開発・実地で学んでいけば、鬼に金棒のような気がする。なので、今までのサーベイメソッドをちゃんと身につけられていない若い人・会社よりも、もう少し上の年代の方々の方が有利な状況かつチャンスであると思う。たぶん、今の広告業界におけるソーシャルメディアと同じように、基本の重要性が再認識される。新しいものだけではダメ。」
-「また、リサーチャーに限らず営業もなんだけど、これからは、新しい「ソーシャル」「モバイル」だけではなく、今までの「リサーチ」の近接領域である「広告」「システム」「アクセス解析」「検索」といったあたりも理解していかなければならないと考えている。特に「マーケティング全般」。でなければ、事業会社のマーケ担当者が相談するには相応しくなくなるだろう」
-「●その他オフレコ多数 ・参加者だけの秘密。書きたいけど書けない!」
-「●まとめ ・今は、ネットリサーチ以来の大きな変革の時期。面白いぞ!
-「私自身は、消費者を知る=リサーチならば、「検索」「アクセス解析」「口コミ分析」なども全て「リサーチ」と言えると思っているんだけど、業界の方の認識はどうなんだろうか。」
●まず筆者のCASRO会議の発表を中心にしてのプレゼンから始まりました。
2011年6月2日と3日にNYで開催されたCASROのTechnology会議の出席方向です。
●スライドにありますように、世界では毎月数多くのMR会議が開催されています。
しかし残念ながら、日本からの参加はあまりないようです。CASROの時は私1人でした。
現在のグローバルのMR状況を見ていると、やはり欧米の動向から目を離すことはできません。
なぜなら、数十年に1度の大きな変革が起こっているからです。
日本のMRがガラパゴス化しないためにも、ウオッチングが必要です。
少なくとも変革の発信基地になっていない日本の現状からみても。
●欧米のMR会議の参加費は、個人で参加するには結構、高額です。それに飛行機代、ホテル代などを加えると相当な金額になります。
1個人や、1つの調査会社ではなく、業界全体で、重要なグローバルのMR会議に「代表団」を出して、業界全体でその情報をキャスケード・ダウン(Cascade down)し、シェアすることが望まれます。
JMRXに資金があれば、代表団を毎回派遣したいところですが。。。
●グローバルの2大トレンド、①ソーシャルと②モバイルについてお話をしました。
●続いて、クックパッド(株)の中村耕史さんより、クックパッドのリサーチについてご説明いただきました。
●最後に、(株)クロス・マーケティングの山崎晴生さんから、MROCを中心としたオンライン・リサーチの過去と将来についての展望をお伺いました。●勉強会では、MROCについてたくさんの貴重なご質問をいただきました。
例えば、「オンライン・グルインとの違いは何か」
上記のブログで書いていただいているように、アスキングとリスニングかの相違以外に、最も大きな両者の違いは、調査の単位が「コミュニティ」か、単なる「グループ」かという点です。
なかなかこの「コミュニテイ」のアドバンテージがご理解いただけません。
コミュニティである点で、1-2人ではダメであり、1週間ではMROCは成立しません!!!
MROCの中でグルインは実施可能ですが、
グルインの中で、MROCは実施できません。
●また、勉強会に参加いただいた@ ngshm さんから、後日、次に様なコメントを頂戴致しました。
ご連絡ありがとうございました。
「今日、あるリサーチャーにMROCの可能性を否定されてしまったので、自分の感覚だけではく、実体験を上手く伝えることができれば…と思っております」
そのリサーチャーの方との会話を再現していただきました、
「私
「そういえば、『MROC』ってご存知ですか?」
Aさん(リサーチャー)
「いや、初めて聞いたよ。」
私
「自分も本と勉強会で仕入れた知識なので、今一つ内容を理解しきれていないんですけど…。なんか、最近はWEBでグルインができるらしいんですよ。」
Aさん
「へぇ~、知らなかった。時代は進んでいるんだね。」
私
「ただ、グルインって時間も限られているし、参加者同士が本音で意見交換とかをできないってこともありえる話じゃないですか?」
Aさん
「うん、確かにね。」
「MROCは、WEBっていうのは同じなんですけど、もっと長期間、3ヶ月とか1年とかの間、参加者同士がコミュニティで関係を作ることで、本音を言い合える仲にすることができるらしいんです。」
Aさん
「ふむふむ。」
私
「で、そこにメーカーの人とかも入って直接本音で意見交換してもらうことで、より有益な情報が得られる…みたいな手法っぽいです。」
Aさん
「ふ~ん。(あまり興味がなさそうな反応)」
私
「アメリカでは実績が出ていたり、JMRAみたいな団体のセミナー(?)とかでも話題になっているみたいで、5年後とかにはこの流れが日本に来る!っていうものみたいですよ。」
Aさん
「う~ん。僕は賛同できないなぁ。意味あるのかなぁ。」
私
「個人的には話を聞いて『凄い』『ついていかないとヤバい』って思いました。」
Aさん
「ふ~ん。まあいいや。」
-----------------
という感じでした。
多分正確には伝えることができていないし、
実体験もないので説得力にも欠けていたことが原因だろうと思い、
正直悔しく思っています。
・・・
お客様とお話したり、MROCの可能性を伝えたりするのに、
一度自分で体験しているのといないのとでは大きな差があると思い、
MROCプラットフォームの1週間無料公開に思い切って参加してみようと思いました。」
まだMROCをご存じないリサーチャーの方も多いようです。さらに興味・関心を持ていただいているリサーチャーの方はさらに少ないようです。
●MROCをビジネス上の意思決定のための「リサーチ・ミックス」における定番手法として位置付けるためにベスト・プラクティスを求めて、活動しておりますMROCジャパンとしては、まだまだ頑張らなくてはと思います。
●次回の予告:JMRX勉強会8月度
8月25日(木)に、インサイトリサーチで有名な(株)デコムの大松孝弘社長をお迎えして、
『インサイトリサーチによるアイデア開発支援』と題して、
・クライアントは、協力会社が考えたアイデアを買いたいのではなく、
自分たちでアイデアを手に入れたいと思っています。
そして、そのサポートを求めています。
デコムは、2006~2010年の5年間で、
16業種、51社、272案件のインサイトリサーチの実績があります。
その全ては、マーケティング領域での、
事例を踏まえて、ご説明していただきます。ご期待下さい。
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