《第57回》
●今週4月26日(火)、第12回JMRX勉強会2011年4月度を開催します。
お申し込みは、http://kokucheese.com/event/index/10138/
今回は、100人ぐらい入る会場を(株)ビデオリサーチ様のご厚意により用意しておりますので、お申し込みはまだまだ大丈夫です。
●内容は、株式会社ホットリンク 代表取締役社長 内山幸樹氏に
【ソーシャルメディア分析最前線】
−ソーシャルメディアリサーチサービスの可能性 を見る−
と題して、ご講演いただきます。
●なぜ、MROCを推進している私が、今月このテーマを選んだかをご理解いただくために、以下少しご説明したいと思います。
まず、MROCと、ソーシャルメディア・モニタリング(マイニング)との両方に関連するキーワードは何かをご存知でしょうか?
・・・
そうです、「リスニング(傾聴)」です。
●『グランズウエル』をお読みいただくと、
いかにリスニングが、従来のリサーチを変えるかということが描かれています。
その1つが、「プライベートコミュニティ」、つまりMROCであり、
もう1つが、ブランド・モニタリングです。
●このあたりについては、IMJの高見俊介さんが
近著『ロイヤルティリーダーに学ぶソーシャルメディア戦略』
(ファーストプレス)でわかりやすくまとめられています。
●あらゆるテーマについて、ソーシャルメディア利用者の多くのクチコミについて、リスニングするのが、ソーシャルメディア・モニタリングであり、
他方プライベート・コミュニティに参加した人々のある特定のテーマについてのクチコミのリスニングを行うのがMROCです。
つまり、両者はある意味、補完的関係にあります。
全体と部分の関係です。
両者を行うことで、生活者の声を広く聞くと同時に、深く聞くことが可能になります。
またソーシャルメディア上で表れないクチコミをMROCではカバーすることができます。
他方、MROCでのクチコミをソーシャルメディア上のクチコミによって一般化することもできます。
●日本では、残念ながら、この両者は未だ、「企業の意思決定や戦略策定プロセス」に組み入れられていません。
つまり、MROCは2011年4月からスタートしたばかりです。
他方、ソーシャルメディア・モニタリングは、リサーチ会社ではなく、IT関連企業やそこからサービスの供給を受けている代理店が、そのサービスを提供しています。
その1つが、今回お招きした(株)ホットリンクさん提供の「クチコミ@係長」です。
*その他のサービスについては、本ブログの今年の1月17日号でも紹介しましたのでご参照下さい。
残念ながら、既存のリサーチ会社では、SMモニタリング・サービスを本格的サービスとして提供しているところはありません。
ネットレイティングスは除く。BuzzMetrics(バスメトリクス)
●『グランズウエル』は次のように予言しています。
「マーケターや開発チームの情報源となってきた市場調査部門は脇に追いやられ、リサーチ部門であれ、マーケティング部門であれ、傾聴を担当している部署が組織の意思決定を左右するようになる」(132頁)
●USを中心としたSMモニタリング・サービス事情については、
(1)本ブログの姉妹ブログDigital Consumer Planner's BlogでのSteve Rappaport The ARF Listening Playbookの紹介記事や、
(2)同著者の最新刊Listen First! (現在在庫切れ中。私が勉強会で宣伝したり、萩原さんがTwitterでつぶやいたりしたので、たぶん数部しか日本へは初期入荷していなかったのが思いのほか売れたので、追加入荷中のようです?)
●USでの同様なSMモニタリング・サービスとして、
①BurrellesLuce
http://www.burrellesluce.com/
http://www.burrellesluce.com/Media_Monitoring
BurrelsLuce Portal 2.0
②CyberAlert
http://www.cyberalert.com/
CyberAlert 4.0
③Meltwater News
http://www.meltwaternews.com/
④PR Newswire eWatch
http://ewatch.prnewswire.com/rs/login.jsp
⑤Webclipping.com
http://www.webclipping.com/
●これらに加えて、Listen First!ではさらに以下のサービスも紹介されています:
調査会社の名前もあがっています。
⑥Alterian Techrigy SM2
http://socialmedia.alterian.com/
⑦Brainjuicer (調査会社)
http://www.brainjuicer.com/
⑧ChatThreads
http://chatthreads.com/
⑨GeneralSentiment
http://www.generalsentiment.com/
⑩Giga Alert
http://www.gigaalert.com/
⑪Infegy Social Radar
http://infegy.com/
⑫Itracks (調査会社)
http://www.itracks.com/
13)Netbase
http://www.netbase.com/
Consumer Base
Science Base
⑭radian 6
http://www.radian6.com/
⑮Scount Labs
http://www.lithium.com/what-we-offer/social-customer-suite/social-media-monitoring
⑯Sentiment 360
http://www.sentiment360.com/
⑰Sysomos
http://www.sysomos.com/
⑱Trendrr
http://www.trendrr.com/
⑲Webclipping
http://www.webclipping.com/
●上記のNetBaseを使った例として、
How-To Use Social Media Research To Drive Strategy
●今週4月26日(火)、第12回JMRX勉強会2011年4月度を開催します。
お申し込みは、http://kokucheese.com/event/index/10138/
今回は、100人ぐらい入る会場を(株)ビデオリサーチ様のご厚意により用意しておりますので、お申し込みはまだまだ大丈夫です。
●内容は、株式会社ホットリンク 代表取締役社長 内山幸樹氏に
【ソーシャルメディア分析最前線】
−ソーシャルメディアリサーチサービスの可能性 を見る−
と題して、ご講演いただきます。
●なぜ、MROCを推進している私が、今月このテーマを選んだかをご理解いただくために、以下少しご説明したいと思います。
まず、MROCと、ソーシャルメディア・モニタリング(マイニング)との両方に関連するキーワードは何かをご存知でしょうか?
・・・
そうです、「リスニング(傾聴)」です。
●『グランズウエル』をお読みいただくと、
いかにリスニングが、従来のリサーチを変えるかということが描かれています。
その1つが、「プライベートコミュニティ」、つまりMROCであり、
もう1つが、ブランド・モニタリングです。
●このあたりについては、IMJの高見俊介さんが
近著『ロイヤルティリーダーに学ぶソーシャルメディア戦略』
(ファーストプレス)でわかりやすくまとめられています。
●あらゆるテーマについて、ソーシャルメディア利用者の多くのクチコミについて、リスニングするのが、ソーシャルメディア・モニタリングであり、
他方プライベート・コミュニティに参加した人々のある特定のテーマについてのクチコミのリスニングを行うのがMROCです。
つまり、両者はある意味、補完的関係にあります。
全体と部分の関係です。
両者を行うことで、生活者の声を広く聞くと同時に、深く聞くことが可能になります。
またソーシャルメディア上で表れないクチコミをMROCではカバーすることができます。
他方、MROCでのクチコミをソーシャルメディア上のクチコミによって一般化することもできます。
●日本では、残念ながら、この両者は未だ、「企業の意思決定や戦略策定プロセス」に組み入れられていません。
つまり、MROCは2011年4月からスタートしたばかりです。
他方、ソーシャルメディア・モニタリングは、リサーチ会社ではなく、IT関連企業やそこからサービスの供給を受けている代理店が、そのサービスを提供しています。
その1つが、今回お招きした(株)ホットリンクさん提供の「クチコミ@係長」です。
*その他のサービスについては、本ブログの今年の1月17日号でも紹介しましたのでご参照下さい。
残念ながら、既存のリサーチ会社では、SMモニタリング・サービスを本格的サービスとして提供しているところはありません。
ネットレイティングスは除く。BuzzMetrics(バスメトリクス)
●『グランズウエル』は次のように予言しています。
「マーケターや開発チームの情報源となってきた市場調査部門は脇に追いやられ、リサーチ部門であれ、マーケティング部門であれ、傾聴を担当している部署が組織の意思決定を左右するようになる」(132頁)
●USを中心としたSMモニタリング・サービス事情については、
(1)本ブログの姉妹ブログDigital Consumer Planner's BlogでのSteve Rappaport The ARF Listening Playbookの紹介記事や、
(2)同著者の最新刊Listen First! (現在在庫切れ中。私が勉強会で宣伝したり、萩原さんがTwitterでつぶやいたりしたので、たぶん数部しか日本へは初期入荷していなかったのが思いのほか売れたので、追加入荷中のようです?)
●USでの同様なSMモニタリング・サービスとして、
①BurrellesLuce
http://www.burrellesluce.com/
http://www.burrellesluce.com/Media_Monitoring
BurrelsLuce Portal 2.0
②CyberAlert
http://www.cyberalert.com/
CyberAlert 4.0
③Meltwater News
http://www.meltwaternews.com/
④PR Newswire eWatch
http://ewatch.prnewswire.com/rs/login.jsp
⑤Webclipping.com
http://www.webclipping.com/
●これらに加えて、Listen First!ではさらに以下のサービスも紹介されています:
調査会社の名前もあがっています。
⑥Alterian Techrigy SM2
http://socialmedia.alterian.com/
⑦Brainjuicer (調査会社)
http://www.brainjuicer.com/
⑧ChatThreads
http://chatthreads.com/
⑨GeneralSentiment
http://www.generalsentiment.com/
⑩Giga Alert
http://www.gigaalert.com/
⑪Infegy Social Radar
http://infegy.com/
⑫Itracks (調査会社)
http://www.itracks.com/
13)Netbase
http://www.netbase.com/
Consumer Base
Science Base
⑭radian 6
http://www.radian6.com/
⑮Scount Labs
http://www.lithium.com/what-we-offer/social-customer-suite/social-media-monitoring
⑯Sentiment 360
http://www.sentiment360.com/
⑰Sysomos
http://www.sysomos.com/
⑱Trendrr
http://www.trendrr.com/
⑲Webclipping
http://www.webclipping.com/
●上記のNetBaseを使った例として、
How-To Use Social Media Research To Drive Strategy
①Step 1: NetBaseなどのSMモニタリングを使って、ターゲットのマインドセットを理解する
②Step 2: 個人的な会話を聞いて、ターゲットの感情を理解する
③Step 3: 消費者の問題を理解し、ブランドが提供する解決策を考える
④Step 4: オンライン上のターゲットの居場所を絞る (Google Ad Plannerの利用)
⑤Step 5: 戦略を考える
●来月5月の勉強会は、
上記の高見俊介氏の「ロイヤルティリーダーに学ぶソーシャルメディア戦略」を予定しています。
顧客ロイヤルティ向上の観点からのソーシャルメディア活用についてお話をお聞きできればと思います。
顧客ロイヤルティは、リサーチの4大課題の1つであり、重要なテーマです。
ソーシャルメディアのご関心のある方だけでなく、NPS指標の説明などもありますので、
顧客ロイヤルティや、顧客満足、顧客経験などにご興味のある方のご参加もお待ちしております。
MarkeZine「真説! ソーシャルメディアマーケティング」
高見さんのその他のセミナー予定
●年初から、次世代マーケティングのテーマ、特に、ソーシャルメディア関係が続いております。
またかというリサーチャーの方もおられるかもしれませんが、変革期(ある人は「リサーチ再編」と呼びます)にあるリサーチにとって、このテーマがいかに重要であるかということは、次の記事をお読みいただくと理解が深まるかと思います。
●Lenny Murphy shares his Thoughts on the Bumpy Future of Market Research
-MRは現在5つの挑戦を受けている
①新たな競合: Business Intelligence and CRM platforms, DIY data collection, Agencies and Consultancies bringing “insight generation” in house, and social media agencies leveraging “listening” technologies
②クライアント側の要求: greater ROI, integration of MR with internal data channels, a
focus on implications and outcomes vs. data interpretation
③消費者側の要求: they demand engagement, socialization, rewards, and fun. In the age of mobile/social games and networking, traditional quant and qual models hold little appeal
④テクノロジーの要求: social media, mobile ubiquity, media convergence, and an infinite amount of data from virtually all touch points are not just efficiency makers; they are aspects of an evolutionary shift in human culture and communications
⑤経済状況: The old refrain of Cheaper、Faster,Better means more now than ever before, and all participants in the MR value chain understand and demand it.
●今後次の3つに集約すると予想
1. Tech Providers (including DIY and field/data collection services)
2. Insight Consultancies (strategic focused, methodologically agnostic)
3. Niche Providers (Neuromarketing, Advanced Analytics & Modeling, etc..)
***********************************
このブログは毎週、月曜日中に更新されます。
上記の高見俊介氏の「ロイヤルティリーダーに学ぶソーシャルメディア戦略」を予定しています。
顧客ロイヤルティ向上の観点からのソーシャルメディア活用についてお話をお聞きできればと思います。
顧客ロイヤルティは、リサーチの4大課題の1つであり、重要なテーマです。
ソーシャルメディアのご関心のある方だけでなく、NPS指標の説明などもありますので、
顧客ロイヤルティや、顧客満足、顧客経験などにご興味のある方のご参加もお待ちしております。
MarkeZine「真説! ソーシャルメディアマーケティング」
高見さんのその他のセミナー予定
●年初から、次世代マーケティングのテーマ、特に、ソーシャルメディア関係が続いております。
またかというリサーチャーの方もおられるかもしれませんが、変革期(ある人は「リサーチ再編」と呼びます)にあるリサーチにとって、このテーマがいかに重要であるかということは、次の記事をお読みいただくと理解が深まるかと思います。
●Lenny Murphy shares his Thoughts on the Bumpy Future of Market Research
-MRは現在5つの挑戦を受けている
①新たな競合: Business Intelligence and CRM platforms, DIY data collection, Agencies and Consultancies bringing “insight generation” in house, and social media agencies leveraging “listening” technologies
②クライアント側の要求: greater ROI, integration of MR with internal data channels, a
focus on implications and outcomes vs. data interpretation
③消費者側の要求: they demand engagement, socialization, rewards, and fun. In the age of mobile/social games and networking, traditional quant and qual models hold little appeal
④テクノロジーの要求: social media, mobile ubiquity, media convergence, and an infinite amount of data from virtually all touch points are not just efficiency makers; they are aspects of an evolutionary shift in human culture and communications
⑤経済状況: The old refrain of Cheaper、Faster,Better means more now than ever before, and all participants in the MR value chain understand and demand it.
●今後次の3つに集約すると予想
1. Tech Providers (including DIY and field/data collection services)
2. Insight Consultancies (strategic focused, methodologically agnostic)
3. Niche Providers (Neuromarketing, Advanced Analytics & Modeling, etc..)
***********************************
このブログは毎週、月曜日中に更新されます。
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