2010年10月4日月曜日

ツイッチャーの会2010年9月勉強会報告




《第36回》


今週は著者が海外出張中のため通常ブログ作成作業を行う日曜日(3日)が

使えませんでしたので、「今週のHOSMR」と「週刊リサーチ・ブロゴスフィア」はお休みです。

ご了承下さい。

先週(9月26日ー29日)はAMA(アメリカ・マーケティング協会American Marketing Association)の

MR年次会議(AMA 2010 Marketing Research Conference)が、USアトランタでありましたので

その内容をフォローする必要もありますが、来週行いたいと思います。




今週のTOPICS


◆先週9月29日(水)に渋谷のJMAで開きました

ツイッチャーの会の9月勉強会(第5回目)の報告です。

グルナビの喜山荘一さん(元ドウハウス)をゲストにお迎えして、

「ソーシャルネット時代の定性リサーチャー」と題して、お話をいただきました。

喜山さん、Twittcherの会の主旨(リサーチャーの能力アップのためのネットワーキング)に、

ご賛同いただき、無償の講演をご提供いただき誠にありがとうございました。

また同様に無償で、会場を提供していただきました株式会社ジャパン・マ-ケティング・

エ-ジェンシ-さんにも感謝申し上げます。

またお忙しい中ご参加いただきました36名の方にも御礼申し上げます。


講演の中の

「言葉(声)のシャワーを浴び続けて、 千の事実を聞き分け、 千の仮説を構築する。」

が特に印象的でした。

事実から「インサイト」を発見する。これにつきると思います。

これなくして、良い定量調査もできないでしょう。

これまでのリサーチャー(その多くは定量リサーチャー)は、定性リサーチを
ある意味、軽視していたように思います。

というのは、調査が定量と定性に分離されており、

定量は標本抽出とか、データ収集方法、統計分析(解析)といった

リサーチ手法とその修得に重点がおかれて、定量リサーチャーの存在価値が保証されていたこと

もその原因だと思います。

ある意味、定量リサーチャーは、定性リサーチを行う必要がなかった。

(特に定量と定性の2部門に分かれている調査会社では。メーカーのリサーチャーは定量や、定性、シンジメートの市場データなど幅広く扱う必要がありますが。)


また、お話をお聞きしていて、日本におけるソーシャル・メディアの可能性を否定する

(否定あるいは悲観するとそこで思考が停止するように思います)のではなく、

可能性を少しでも拡大する方向で考えた方がよいような気がします。

Q&Aのセッションで、徐々に参加や関与の数が増加している(例えばTwiiterの実名登録など)

現実に目を向けた方がよいというのは心強いご指摘でした。


プレゼン資料は、


喜山さんのご講演のあと、私の方から、定性調査のグローバルの動向をご紹介させて

いただきました。少し強引な内容主張とのコメントをいただきましたが。。。

要は、ソーシャルメディア時代に対応したオンライン定性リサーチの可能性をご提案致しました。

定性リサーチにご興味のある方はぜひ「クオリの会」への御参加をお願い致します。

参加申し込み先は、shigeru.kishikawa@experidgejapan.com です。




<お詫び>

当日Ustream実況を予定しておりましたが、機械操作上トラブルから、30分ほど遅れてスタート致しました。関係者の方々にご迷惑をお掛け致しまして申し訳ありませんでした。さらに残念なことに、操作ミスで録画モードでなく、実況モードのみで行いましたので、映像が残っておりません。誠に申し訳ありません。ご了承お願い申し上げます。



(タイ・バンコクよりの更新: バンコク時間午後5:00)

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《このBlogは毎週月曜日中に更新されます。月曜日がお休みの時は火曜日中です。また臨時に更新されることがあります》

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