2011年1月17日月曜日

ソーシャル・メディア・リサーチ元年

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。

2011年第1回目の投稿です。

私の個人的な海外MR学習メモにお付き合いいただき
誠にありがとうございます。

今後ともよろしくお願い致します。

《第47回》

今週のTOPICS

TOPIC 1:

◆ソーシャル・メディア・リサーチ元年!

・昨年2010年は、日本では、マーケティング業界や広告業界では、

「ソーシャル・メディア・マーケティング元年」と言われました。*

池田紀行『キズナのマーケティング』2010年、アスキー新書参照

2009年後半からTwitterがブレイクし、2010年4月には、日本のツイッター人口(月間ユニークユーザー数)が988万人となり,僅差でmixi(934万人)を抜きました。

さらに、2010年後半には、世界に現在6億人近いユーザーを持つSNS「Facebook」と、
日本に2、000万人以上のユーザーを持つSNS「mixi」の連携が始まりました。11月には、日本のTwitter.com月間利用者数が2,000万人突破し、facebook.comも610万人に急増。

一方、海外では、3月にFacebookがグーグルを抜き、USで最もアクセス数が多いウエッブサイトになりました。これはトラフィックの発生源として、検索エンジンよりもソーシャルメディアの方が重要になりつつあるというパワーシフトを示しています。*

*ソーシャル・メディアのフォローに出遅れた方や、最近までの日本の動向をまとめた形で読まれたい方にとってよい本が最近出ました。

In the Loopsのブログでお馴染みの株式会社ループス・コミュニケーションズ代表取締役

斎藤徹『ソーシャルメディア』2010年、アスキー・メディアワークス

同じく『新ソーシャルメディア完全読本』2011年、アスキー新書の2冊です。

内外の事例については上記の本以外にも、SMM研究会参照。

・同時に、価格.com@cosmeクックパッドなどのクチコミサイトの利用者も拡大しました。

・あいかわらず日本のブログ数は、おそらく世界一です。総務省発表によると、09年1月末現在でブロガーは2695万人。重複を除いた実人数は1200万人ぐらいと推定。

・不況にもかかわらず、国内のBtoC EC(消費者向け電子商取引)市場規模(2009年)は、前年比10%増で、6.7兆円に拡大。

・グルーポンの成功に見られるように、SMの存在によるEコマースのソーシャル・コマースへの変化による購買行動への影響が拡大。

・SNSが生み出すソーシャルグラフ(人間の関係性)の中の膨大なソーシャルストリームによるクチコミ=推奨の影響力の拡幅。


・さらに、iPhoneなどのスマートフォンの普及は、ソーシャルメディアの利用・浸透を加速させました。

・以上のように、2010年は、日本におけるソーシャルメディア利用者がさらなる拡大をした年でした。

そして、それに対応して、多くの企業で、ソーシャルメディアの活用=ソーシャルメディアマーケティングSMMが盛んになった年でもあります。


・SM利用者の拡大は、「ネット・ユーザーは、リアルの消費者とは異なる」と、ネットの世界を無視することはできなくなってきています。

10月18日のこのブログでも紹介しましたように、 USでは、消費者テストで選ばれてGAPの新しいロゴが、SMの利用者によって簡単に拒否されてしまい、元のロゴに戻さざるを得なくなりました。同様なことが近い将来の日本でも起こりうることです。

インターネットの普及により、SMの中の消費者(生活者)は、リアルの消費者とはあまり変わらなくなってきています。

さらに重要なことは、消費者調査で尋ねる「消費者」はその影響力やイノベーター度ではウエイト1で扱いますが、SMの中の消費者の一部は、他の消費者の意思決定に影響を与えるインフルエンサー的な存在でもあります。市場において彼らの果たす役割は大きいと言えます。

極端に言えば、実態を測定する調査ではなく、将来を推測するような調査では、「SMの中の消費者」に聞いた方が、当たる確率が高くなる場合も考えられます。「ヒット商品の順位とクチコミ件数の順位は、ほぼ同じ結果となった」というクチコミ分析の結果もその一端を表しているかもしれません。

・以上のようなマーケティング環境の変化の中、MRもソーシャルメディアを無視することはできなくなってきています。

1672億円のMR市場の8.2%の定性調査(2009年JMRA)が行われている一方、WEB2.0*のITにより、SMの中に膨大な「消費者の生の声」が溢れています。

*WEB2.0は、CGM(消費者生成メディアConsumer Generated Media:インターネットなどを活用して消費者が内容を生成していくメディア)やUGC (ユーザー作成コンテンツ user-generated contentプロの作り手ではなく、一般の人々によって作成されたさまざまなコンテンツの総称)など、マスから個人へから、個人対個人、さらには、複数から複数へのコミュニケーションを加速度的に増加しました。

さらにSMツールを活用して、これまでに不可能であった方法で、生活者の声を収集・分析する大きな可能性が目の前に広がってきています。

MRはこの課題にどのように対応するのでしょうか?

・「MRの変革は、MR以外の業界から起こるだろう」なんて、傍観者的な発言をされるリサーチ業界の方がいます。

変革をIT業界に任せて、「消費者インサイトのプロである(はずの)リサーチャー」が、自らの責任を回避するのはいかがなものでしょうか?

欧米では、この分野を「ソーシャル・メディア・リサーチ」(SMR)と読んでいます。

ソーシャル・メディア・マーケティング・リサーチでは少し長いでしょうし、ソーシャル・リサーチでは別の意味にとられる可能性があります。

このSMRに加えて、ニューロサイエンスやバイオメトリクス、行動経済学、prediction market、ゲーミングなども含めて、新しいMRをMR2.0とかMR3.0、NewMRなどと欧米では呼んでいます。

・狭義のSMRは、「ソーシャル・メディアで、誰が、どこで、どんな話をしているか」を調べるソーシャルメディア・トラッキング(モニタリング)・サービス*を指します。

Social media research is the application of scientific marketing research principles to the collection and analysis of social media data such that valid and reliable results are produced. -Conversition

*参考:日本の主なSMブログ解析エンジン:

SHOOTI BUZZレポート

Biglobe感°Report

プラスアルファコンサルティングの見える化エンジン

野村総研のTRUETELLER

きざしのMarketingPLUS

テクノロジのTrueText

C2cubeのBuzzTunes 

クチコミ@係長 

ブームリサーチ

Text Mining Studio

・広義には、listening リスニング・リサーチとも呼べる分野です。

リスニング(傾聴)の方法として、グランズウエルでは、

①プライベートコミュニティを立ち上げる、

②ブランドモニタリングを始める(110頁)

の2つの方法が示されていましたが、その後のUSでの展開を踏まえて、

私のもう1つのブログDigital Consumer Planner's Blogで紹介している

ARFのSteve RappaportのThe ARF Listening Playbookでは、

リスニング分野を次の6つに分類しています。

1.検索エンジンとメディア・モニタリング Search Engines and Media Monitoring
2.テキスト分析のためのソフトウエア・ソリューション Text Analysis Software Solutions
3.フルサービス・リスニング・ベンダー Full-Service Lsitening Vendors
4.オフラインとオンラインの口コミ Offline and Online Word-of-Mouth
5.バズ会社と口コミ・プログラム Buzz Agencies and Instigated Word of Mouth Programs
6.個別のブランド・コミュニティ Private Branded Communities

・そこには、「オンライン・リサーチ・コミュニティ」(ORC)も含まれます。既存のSMのリスニングによって、解決したい課題の回答が得られない時には、コミュニティの利用は有効です。

・コミュニティも、下図のようなビジネス分野が含まれています。

またFacebook内でのコミュニティ構築もさかんになると考えられます。

Online Research Communities by Type



・これからは、まずSMの分析によって、解決すべき課題を抽出し、その課題解決のために従来の調査を設計するといった調査のプロセスがとられると言われています。SMRと従来の方法の相互補完的な利用が増加すると考えられます。


・生活者と企業、生活者と生活者の間のインターラクティブによるエンゲージメントの醸成や共感、協働による新たな価値の共創(Co-Creation)のSMM*の重要性が今後ますます高まる中、リサーチも、生活者の中に入り込んでゆく「ソーシャル・メディア・リサーチ元年」への大きな一歩を踏み出すことが求められています。

2000年の最初の10年は、オンライン・パネル(定量のネット調査)の10年でした。

2011年からの次の10年は、WEB2.0とSMのIT力と、text analyticsの進化による、オンライン定性リサーチの時代であると予想されます。

*マーケティングの共創の試み例(日本)

Mart Comunity

tanomi

プレミアムライフ向上委員会

みんなのプロジェクト

空想生活

森永ビスケットスマイルズ

暮らしの根っこ

いまどき家族

モノづくりコミュニティ

ウイメンズパーク

WOMAMA

空想無印


TOPIC 2:

◆リサーチャーを笑うな!

・年末に車中で読むための本を5-6冊抱えて、大阪に帰省する新幹線に乗り込みました。

その中の1冊が、

山本直人『マーケターを笑うな!:「買いたく」させる発想法』2010年、朝日新聞出版でした。

本のタイトルの理由は、「まえがき」にあるように、

「マーケティングの仕事をしていれば、成功よりも失敗が多い。新製品でも生き残る方がはるかに少ない。だから時にはマーケターは笑われる。しかし、奮闘したマーケターは最後に笑う。そのプロセスは消費者との格闘ともいえるだろう。」(14頁)から来ています。

東京ー新大阪間で一気に読めるおもしろい本でした。

「マーケティングの基本的な思考法」を書いた本です。

・マーケターをサポート、あるいは、リードするリサーチャーもその思考法を身につけておくべきだと思いますので、一読をおすすめ致します。(氏のその他のマーケティング関連の本もお薦め)

特に、「調査は調べる前に決まる」(94頁)と「インサイトへの執念が設計を決める」(134頁)あたりは、リサーチャーには示唆深いと思います。

でも本の評価、感想っていうのは、人ぞれぞれだと思います。読む人の知識レベルやその時の問題意識、関心テーマなどによっても、本の評価は変わってくるように感じます。

現に今回、新幹線に持ち込んだ本の中にTwitterでも評判になっていた安宅和人『イシューからはじめよ』2010年、英知出版が含まれていたのですが、(内緒ですが)私にはまったくおもしろくなかったです。

・話をもとにもどすと、リサーチャーには、マーケターほど、その仕事の「成功や失敗」の評価がされることは少ないような気がします。

ミスをして失敗することはありますが、「調査がまずかったから、その新製品が売れなくて失敗だった」なんて評価はほとんどされません。言い換えれば、それだけ、ビジネス上での重要度・貢献度がある意味、低いポジションなのかもしれません。

外資のメーカーでリサーチ・ディレクターとして、働いていた時の人事のグレード評価(ビジネス上の重要度におけるポジション評価で、実際の仕事のパフォーマンス評価ではない)でも、リサーチャーはマーケターよりは低いグレードでした。

・「あんまりビジネスに役立っていないからっていって、リサーチャーを笑わないで下さい!」

リサーチをバカにしていると、今に痛い目にあいますよ。

リサーチは本当は御社のビジネスの成長をリードする非常に重要なものなのですから。(笑)
なぜなら、リサーチは、「生活者のインサイト」を提供してくれるからです。

これが今年の私のWISHです。。。

TOPIC 3:

◆リサーチャーの方は、英語を勉強しよう! 

予告 MR in English 新企画のスタート

・特に若手の方、って言っておきましょう。年配の方でいまさら苦手な英語を学ぶのは苦痛でしょうから。私が今からフランス語を勉強しろと言われてもできませんので。

・さて、昨年2010年は、企業の海外進出が叫ばれ、ユニクロや楽天の社内の英語化が大きな話題になりました。

また今年から、小学校5・6年で「英語」が必修化と、なにかと「英語」が話題になっています。

最近も、「数年後に笑うのは今英語を学ぶ者」という記事もどこかで見たような気がします。

・英語ができると、例えば、

視野が広がる
海外の調査事情がわかる
海外のリサーチャーと意見交換ができる
転職の機会が広がる:外資系企業への転職
リサーチャーとしての活躍の場が広がる
海外の文献が読める
海外のリサーチの会議に出席して情報を収集できる
欧米だけでなく、アジアの人々とのコミュニケーションにも英語が役立つ

などなどの私が個人的に経験したメリットがあります。

そこで次回から、

「英語で行うMR」

MR in English

を始める予定です。

・日本の大学院での修論を書くための英語の特訓、その後のアメリカの大学院Ph.Dコース留学4年間+外資系メーカーおよび外資系リサーチ会社勤務12年間と長ーく、英語の学習と実践の場にいますが、英語のブログを読んでいて、未だに初対面の単語や表現に出くわすのには、われながらガッカリします。英語の奥の深さには溜息です。。。

・具体的には、

MRの英語の文献を毎回数頁ずつ読んで行こうというものです。

調査用語の英語の紹介をします。

別に、毎週読んだ海外ブログの中の英単語や表現のメモも掲載する予定です。

掲載は、週刊リサーチ・ブロゴスフィアの後になります。(来週からです)

TOPIC 4:

◆「MRの調査方法や分析手法、総ざらい勉強会」企画のスタート: 「みんなのMRWiki」構築を目指して

・これまた新年ですから、新企画の紹介です。

・リサーチャーのネットワーキングの会であるJMRXの会(旧称ツイッチャーの会)では、昨年の5月から毎月1回、定例勉強会を開いてきました(これまでに8回開催)。

多岐にわたるテーマで開いてきましたが、月1回ではなかなかリサーチャーが知っておくべき「調査方法」や「分析手法」について多くをとりあげることができません。

そこで、リサーチャー同志が教えあったり、情報を共有するような形で、広くリサーチの必須知識(簡単なことから応用的な分野まで)について皆で共有できるような機会を今年はもうけたいと企画しています。

・なかには聞いたことがない手法や、知っているけれどもプロジェクトで使ったことがない方法なども含まれます。「みんなの力」で、事例も徐々に含めていければと思っています。

自分が知っているとか、得意な分野である、業務で使ったことがあるといったリサーチャーの方々のご協力をお願い致します。我こそはと言う方、ぜひ手を挙げて下さい。

みんなが無料で共有できるMRのWikiを年内に作ることができればと考えています。これで、リサーチのテキストブックを書店で買う必要はなくなります。。。

困った時は「みんなのMR Wiki」です。

TOPIC 5:

◆MR2011年予測

・昨年も、年末年始に2010年のMR動向予測がアップされました。

このブログでもそれらのいくつかを紹介しました。(2010年2月1日2月8日のブログ)

今年も既にいくつかがアップされていますので、ここでご紹介します。

1)ForresterリサーチのReineke Reitsmaによる予測

Trends That Will Shape Market Research In 2011: Organization, Technology, And Social  (12/20)


・2010年

-調査会社の業績が回復
-付加価値が重要視
-イノベーション

・2011年

組織とテクノロジー、ソーシャルが2011年のMRを規定

-変化のドライバーとしてのテクノロジーの認識
-情報源としてのソーシャルメディア
-イノベイティブな方法

Forresterの有料レポート:Predictions 2011: What Will Happen In Market Research

従来の調査データや、ソーシャルメディア、WEBなどの情報の統合の分析が課題になると指摘。

embedding social media as an information source.情報源としてのソーシャルメディアの重要性が増加。

2)Research RockstarのKathryn Korostoffによる予測

748 Votes Later: The Top 10 Market Research Industry Predictions for 2011 & Beyond(1/6)


・予想投票の結果、ハイブリッド調査が増加するがトップに。

3)Ray Poynterの予測

The mainstreaming of ‘social’ in MR in 2011

・ソーシャルMRが中心に。MROCsやSMリサーチ

95%のリサーチャーはMROCを経験したことがない。

8人に1人のリサーチャーがSMRに関わるようになる。

4)Tom H.C Andersonの予測

2011 RBR Research Predictions 
・より価値を提供する必要

データからtext analytic, data visualizationを提供するanalytical DIYツールの開発が求められる

5)Dieter Korczak, incoming President of ESOMARの予測

・Relational approaches to research are discovery-oriented and emphasize how data emerges out of co-created, embodied, dialogical encounters between researchers and co-researchers (participants)

*参照:MRではないですが、JWTが出している100 Things to watch の#33にFacebookに代わるマイナーなSNS-DIY social networksが注目。#67のHunchも注目。#74に石川遼。

 6)Simon Chadwick, Partner- Cambiar Consultingの予測

The Winds of Change

New Modalities

Pay For Performance


7)Dan Womackの予測

The Most Important Marketing Research Tool For 2011 And Beyond

the most important marketing research tool of the future is not one of the new tools we hear so much about. 
Brains are the future of the marketing research and insights profession.


TOPIC 6:


◆NewMR Virtual Festival第2弾開催

Gaming and MRと題して、今週1月20日(木)夜11時から開催。


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今週のHOSMR

・Ray Poynter, ’The Handbook of Online and Social Media Research: Tools and Techniques for Market Researchers’の内容紹介メモ(著作権の侵害をしないように、独断と偏見によるポイントの要約)の第13回目です。

パートIV リサーチ・トピックス


第14章 スペシャリスト・リサーチ分野

・海外リサーチ(前回)
・BtoBリサーチ(今回)
・公共分野のリサーチ(次回)

2.BtoBリサーチ

2.1 リサーチのタイプ

・消費者調査で使われるオンライン定量、オンライン定性、ソーシャル・メディア、e-エスノなどが使用可能。

2.2 オンラインBtoBにおけるサンプリングの問題

・クライアントのデータベースや、アクセスパネルからの抽出
・LinkedInからの選定

2.3 認識問題

・BtoB調査の場合、対象者同志や、対象者とクライアントがお互い「知っている(顔なじみ)recognition」である問題が生じる

2.4 オンラインBtoB調査の将来

・産業スパイ的な調査から、よりよい製品を作るためにクライアント企業と顧客企業が協働するような調査が主流になる可能性

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週刊リサーチ・ブロゴスフィア
Weekly Research Blogosphere

*1週間の世界中のリサーチ関連の主なブログ・テーマを簡便に
レビューすることができる「週刊リサーチ・ブロゴスフィア」です。
興味をもたれたブログの詳細は、リンク参照。

⇒は投稿に対する個人的コメントです。

◆12月18日-1月15日の4週間分の世界のリサーチ・ブロゴスフィア

今回は、内外23ブログの114投稿をレビュー

これだけ長いと読むのも大変ですが、がんばってレビューしてください。

書くのはもっと大変でしたが。。。^_^;)

《海外編》


1.Jeffrey Henning 's Vovici

1.Surveyese Spoken Here... Unfortunately(12/17)


・調査票の作成

2.Research Roundup - Myths, Trends and Rumors(12/18)


・#MRX今週のまとめ
 
3.Spies Like Us(12/19)


・SMRの問題点


4.Meet the Proxies: Stand-Ins for the Data You Really Want(12/21)


・代用質問のメリット
 
5.A Tale of Two Panels: Customer & Noncustomer Panels(12/22)

・顧客のパネルと、非顧客のパネル比較



6.The Rise of Customer Satisfaction(12/23)

・不況下におけるCSの上昇

7.Unsubscribe Processes: A Review of 63 Unsubscription Attempts (12/24)

・メイリングリストの中止について

8.Research Roundup: Crossroads and a Crossword(12/25)


・MRX今週のまとめ


9.Survey Reboots: Channeling Hawaii 5-0, Battlestar & Star Trek(12/26)


・ハリウッド映画からの類推

10.How To Shorten a Questionnaire(12/27)


・調査票の短縮化

11.Survey Nation: 7 Billion Survey Invites a Year(12/28)


・USの調査の実態:年間全体で70億回

12.Research Roundup: Hold the Phone, Dial up Facebook(1/1)


・#MRX今週のまとめ
 
13.Mr. X at Steve Job's Pad(1/2)


・iPadとリサーチ
 
14.2011 Market Research & Technology Conferences(1/5)


・2011年のMR関連会議日程

15.Top 10 Reasons You Need an MROC in 2011(1/6)


・MROCsの意義
 
16.58% of Respondents Don't Like Surveys(1/7)


・サーベイの実態:58%の人が調査は嫌い

17.Research Roundup: Bieber Killed the Radio Star(1/8)

・#MRX今週のまとめ

18.Mr. X & Henry Ford's High Horse(1/9)


・製品開発と調査
 
19.Group IQ & Employee Engagement(1/10)


・GroupIQ
 
20.Dolphins in the Tuna Net: Protecting MR from Marketing Regulation (1/11)



CASRO task force on social media research.

21.Explaining Surveys to an 8-Year Old(1/13)


・子供への調査
 
22.Trend Reports are So Trendy Right Now (1/14)


・トレンドレポート


23.Research Roundup: Serendipity, Statisticians & Statistical Illusions (1/15)

・#MRX今週のまとめ


2.Joel Rubinson on Marketing Research

24.Stranger in a strange land (1/3)

・デジタル時代の消費者: ブランド・コミュニケーションと買い物プロセス、情報の検索を収束させる新しいタイプの行動

3.Rearch Rockstar

25.Market Research Holiday Fun(12/22)

26.Social Media Research As An Early Warning System (12/27)

Social media research is a powerful tool that can be used as an early warning system by many types of businesses

・Twitter上でのMRトレーニング実施の試みの案内(1月11日実施)

⇒欧米のリサーチャーの企画力と実行力には感心します。
昨年のRay PoynterのNew MR Virtual Festivalといい、今回のKathryn KorostoffのTwitterによるMRトレーニングといい、ソーシャルメディアをうまく使った試みです。

1月11日のTwiter上での原稿が入手できましたので参照ください。本当は日本語にすればもっとよいのでしょうが。。。669ツイートあります。

28.748 Votes Later: The Top 10 Market Research Industry Predictions for 2011 & Beyond(1/6)

・上記のTOPIC 5: MR2010年予測参照

29.Market Research Training: Twitterversity News (1/9)

・Twitter上でのMRトレーニング実施の試みの案内(1月11日実施)再び

ハッシュタグは#MRXU

MRXU: The Free Market Research Twitterversity

4.Tom H. C. Anderson - Next Gen Market Research


30.NGMR - 1st Research Group to Open on LinkedIn (12/21)

Next Gen Market ResearchのLinkedInグループについて

31.2011 RBR Research Predictions (1/4)

・上記のTopic5:MR2011年予測参照。

32.Customer Satisfaction and Text Analytics (1/5)

・CS調査へのtext analyticsの利用

33.The Venn of Market Research (1/6)

・MEMEコンテストへの応募作品

34.Market Research Acronyms (1/7)

・trivia quiz

35.New Market Research Interview (1/8)

・Sean Copelandによるインタビュー報告

5.The Future Place Blog

36.Statistics for Market Researchers - Introduction(12/18)

・リサーチャーのための統計学ー新しい本の構想

37.What can gaming teach market research?(12/20)

・MRにおけるゲーミング

38.What makes for a successful UK MR Agency?(12/20)

・UKのMR業界について

39.Should the NewMR LinkedIn Group go Open?(12/21)

・LinkedInのグループの公開について

40.Remember, the Internet is not safe!(12/23)

・TolunaのSafeView

41.The growth of analytics and the decline in MR (12/30)

・analyticsの検索頻度の増加

42.The implication for the exposome for market research?(12/31)

Exposome(生涯にわたる環境暴露)について

3.What is the role for Gaming in Market Research?(1/5)

・MRにおけるゲームの利用

44.The mainstreaming of ‘social’ in MR in 2011(1/6)

・上記のTopic5 MR2011年予測参照

45.What is marketing science?(1/10)

・マーケティング・サイエンスについて。

46.The case against tax breaks for market research(1/12)

・MRの税控除について。

47.PFA Research – a microcosm of the research world (1/13)

・イギリスのPFA Researchの紹介


6.Random Sampling

お休み

7.Straight Talk with Nigel Hollis

48.The biggest factor in determining both brand value and ROI  (12/20)

The Top 50 Most Valuable Brands in China結果から

49.Imitation is flattery not strategy  (12/22)

Forum de Marketing e Negocios do Parana in Curitiba, Brazil.会議報告

50.“Steve Jobs is a god”  (12/29)

・Apple社について。

51.Neuroscience adds value but it is not a mind reader (1/5)

・ニューロマーケティングについて。
52.Function versus emotion, an artificial distinction (1/7)

・広告における機能と情緒

53.Starbucks’ new logo is just the tip of the iceberg (1/11)

・スタバの新ロゴについて。

54.Why improv provides the role model for social media communication (1/13)

・アイディア創出におけるimprovisation(インプロビゼーション、即興)の役割


8.LoveStats

55.To zero or not to zero, that is the question #MRX (12/19)

・図の書き方

56.What every market research client wants in their Christmas stocking #MRX (12/20)

・MRにおける品質の重要性

57.Merry Christmas to all Researchers and Statisticians! #MRX (12/21)

・クリスマスの挨拶

58.The Death of Social Media Research #MRX (12/23)

the death of MROCs

59.Preaching to the drunks #mrx (12/28)

・SMのすすめ

60.2011 Market Research Unpredictions #MRX (12/30)

・2011年MRにおける起こり得ないことの予測

61.The Joy of Stats with Hans Rosling #MRX (1/4)

・ビデオ紹介

62.Twitterversity: It’s University in Pajamas! #MRX (1/8)

Kathryn KorostoffのTwitter上でのMRトレーニングの試みの案内

63.Huh? I never pay attention to you anyways. #MRX (1/10)

・対象者は無関心

64.It’s Here! Twitterversity is Here! #MRXU(1/11)

・Twitter上でのMRトレーニングの試み

上記の3.Rearch Rockstar の項目も参照。

・ Social media research is the application of traditional research methods to social media data #MRXU

 Social media research is best performed with a specific objective in mind, just like other types of research. #MRXU

 Social media research cannot answer every question, but in combination with other methods, can solve many problems. #MRXU

65.Have You Forgotten about Survey Privacy? #MRX(1/12)

・調査とプライバシーの問題

66.Would you prefer to kill someone over helping families? #MRX(1/14)

・政治家のアンケート質問への批判

9.The Surrvey Geek

67.Not that I am or ever was a seer but . . .(12/20)

・将来予測について

68.For those mobile users sneaking into Web surveys (12/21)

AAPOR's online journal Survey Practiceの記事から

69.The relentless march of cell-only households (12/23)

・携帯電話調査について。
 AAPOR's 2010 Cell Phone Task Force Report

70.Where is the insight? (1/10)

・USの2100社のソーシャルメディアの利用調査

71.Six of one . . . (1/11)

・医師調査について

72."Twitter is outdirectedness cubed." (1/12)

・NYTの記事から

10.Insites Blog

73.Can we really throw out our old marketing books? (12/21)

・オランダのMOA(Center for Marketing Intelligence and Research)主催のMarketing and Innovation Event 2010の報告(11月、ハーグで開催)

Giving power to the consumer leads to brand fans who will do anything for their brand.

消費者の力の増大:Co-creation panel

74.BAQMaR Conference 2010(12/22)

・12月16日にベルギーのゲント(ヘント)で開かれたannual BAQMaR conferenceの報告
BAQMaR:Belgian Association for Quantitative & Qualitative Marketing Research

テーマは、resetting our industry
 
プログラム
 
75.Twitterversity (1/7)

1月11日に行われたTwittr上でのMRトレーニングの報告

上記の3.Rearch Rockstar の項目も参照。

76.Why it pays to get social in research communities (1/10)

・ORC(Online research communities)について

Research-live.comの記事参照

77.The power of Linkedin Meetups (1/13)

・LinkedInの中のグループ Community Managers group (NL)のMeetupの報告

イベント報告

78.The Naked Brand (1/14)

・1月6日にオランダ・ロッテルダムで開かれたThe Naked Brandの報告(プレゼン資料付き)
 
people are primarily emotional decision-makers
 
11.The Researcher's Perspective

79.Researchers are the Village Green Preservation Society (12/22)

・MRにおける新旧方法論

80.Driving Loyalty By Saying Thank You  (1/7)

・感謝の気持ちを表すことの重要性

12.Future of Insight

81.The Rise of the Chatterbots. Will Aping Defeats Scraping? (12/29)

・チャトボットのMRへの応用の可能性について

-MROCの会話

82.Crowdsortium (12/30)

・クラウドソースとMR: 共創への進化

83.Eye Tracking. Interview with Barbara Barclay of Tobii.(1/8)

・EyeTrackingのTobiiGeneral ManagerであるBarbara Barclayとのインタビュー記事

13.Voices of CMB

84.Three Tips to Get Your Brand Tracker Off to a Healthy Start in 2011 (1/12)

・ブランド・ヘルス・トラッキング調査の有効化

-調査票の見直しー質問がアクションにつながっているか、新しい質問や、広告の見せ方の工夫

85.Health Reform Offers Both An Opportunity and Threat for Insurers (1/5)

・USの健康保険改革についての調査結果から

86.Delivering on the Brand Promise (12/29)

・マーケティング側が発信する「ブランド・プロミス」と、実際の製品が提供する「顧客経験」とのギャップ
・ブランド・トラッキング調査において、「顧客経験」を調べる重要性
・ソーシャル・メディア(Twitterなど)による「顧客経験」のフォロー

87.Wrapping up 2010: What People Love About CMB [Video] (12/22)

・社員のインタビュー

88.Three Tips for Planning and Budgeting for 2011 (12/21)

・次年度のマーケティング・プラン立案のヒント

-プランと予算を分けて考える
-プランと会社全体の目的との関連性
-目的と戦略の継続的見直しと、進捗の測定

14.The Forrester Blog

89.Trends That Will Shape Market Research In 2011: Organization, Technology, And Social  (12/20)

TOPIC5参照

90.For Consumers, TV Vs. The Internet Isn't An Either-Or Question  (12/22)

・インターネットは急速に成長したけれでも、TVにとってかわってはいないという調査結果の報告

91.A Little Holiday Cheer From Our Team To Yours  (12/25)

holiday season に関連して

92.The Data Digest: Who Uses Deal-Of-The-Day Websites? (12/26)

・Grouponなどのdeal-of-the-day Web siteの存在を知らない人は53%で、知っているが利用したことがない人は25%。

93.The Data Digest: Why Are Twitter Users So Attractive To Marketers? (12/31)

・USのオンラインユーザーのうち、月にTwitterを1回以上利用するのは、たったの11%

・しかし、彼らは、
①ブランドに影響されやすい
②オンライン上で多くのお金を消費(3カ月で870ドル消費)
③ブログやFacebookなどに自分の意見を投稿する

ゆえに、マーケターにとって魅力的存在である。

94.The Data Digest: Which Mobile Operating Systems Do Enterprises Support? (1/7)

・企業が使用しているモバイルのシステムの調査結果

BlackBerryがトップであるけれども、Apple iPhonesやAndroid smartphonesが急上昇。

95.What’s On Tap For MROCs in 2011 (1/12)

・2011年のMROCの予定は?

・MROCニュートレンド

1.モバイル対応
2.コミュニティの大きさ:モデレータが参加者との絆(engagement)を築づけるかがポイント
3.戦略的価値:MROCは製品やメッセージ開発、共創、アイディエーションの強力なツール

TamaのMROC関連レポート

The Next Evolution Of MROCs  2011年
Forrester's First MROC Vendor Evaluation Report Is Live! 2009年10月
Best Practices For Community Research Succes 2009年11月
Case Study: How KLM Expanded The Influence Of Market Research With Its "In Touch" Community
2010年7月

96.The Data Digest: How Healthy Are US Online Consumers?  (1/14)

・オンラインユーザーの健康調査結果から



《国内編》

15.MARKETING RE-SEARCH BLOG

97.リサーチャーが探偵になる? (12/20)

The Future of Selling - white paperの紹介

98.2010年に読んだ本(の一部) (12/28)

・書籍紹介

16.Marketing Research Watch

お休み

17.マーケティング・リサーチの寺子屋

お休み

18.tanoue40's Blog

お休み

19.アウラなブログ

99.Preplay=前再生 (12/25)


100.経済成長のない市場でのマーケティング (12/28)


・「今後の世界から「(急)成長」がなくなるとしたら、低成長下のマーケティング、衰退市場でのマーケティングというようなことを思考実験してみることも必要なのではないか。悲観的になることなく。」

101.マーケティングリサーチの行動観察調査 (12/29)


・「観察は誰でもできる。誰でもできるが、そこからある意味ある情報を引き出すのが難しいのである。」

「こういった行動観察をやってみると行動観察データが「ノイズと無駄」の山であることに気づく。

使える部分が極めて少ないか、全くないということもある。」

「やってみたいが、カネと時間がかかりすぎる。早く安い質問紙調査(ネットリサーチ)やグループインタビューで十分だとなってしまう。」


20.きまぐれ リサーチャーどうでしょう

お休み

21.いまんとこの最適解

102.iPhoneで統計解析(12/20)

103.ホットリンク、「2010年ヒット商品」のクチコミ件数のローデータを公開(12/21)

ホットリンク、「2010年ヒット商品」のクチコミ件数のローデータを公開

104.データを利用する人にやさしいアプリ(12/22)

105.コミュニティの大切(12/24)

・「JMRX(Facebook)もよい形で発展していくといいですね。」

106.漫画で見るデータ解析(12/26)

107.データ解析をしてみる(予告編)(12/27)

108.データ解析をしてみる(事前知識編)一般化可能性理論って?(12/28)

・「信頼性の測定を「分散分析」を利用して行おうというのが「一般化可能性理論」

109.データ解析をしてみる(分析編1)M-1の信頼性は?(12/29)

110.データ解析をしてみる(分析編2)他のデータ比較してみる(12/30)

111.「測定可能であること」が意味するものは(1/5)

・「測定できないことは改善できない」

⇒経営に、「測定なくして管理なし」やEffective management through measurementといった表現があります。しかし、正しく「測定」することは、分析とならんでリサーチの大きな課題です。

112.パーミションマーケティング―ブランドからパーミションへ(1/6)

・「今のようにソーシャルメディアが展開している今だからこそ、この考え方を「基礎」として持っているべきなのではないかと思います。」

 22.みんなのMR.COM

113.「代表性」神話の呪縛からの解放 (12/17)

23.Digital Consumer Planner's Blog

114.ブランド・リスニング(傾聴)事例の紹介 (7) ブランド成長の動因 ② (12/17)


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今週のMR IN ENGLISH

次週からです!

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このブログは毎週月曜日中に更新されます。

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