・
《第29回》
今週のTOPICS
◆ツイッチャーの会7月勉強会の報告
● 2週間お休みしましたので、少し話が古くなりましたが、7月15日(木)に、
表参道「東京ウィメンズプラザ」第一会議室で、
元ネットレイティングス社長、現トランスコスモス・エクゼクティブリサーチャー/マクロミル・
ネットリサーチ総合研究所所長の
萩原 雅之さん
をお迎えして、
『「次世代マーケティングリサーチ」総ざらい
-海外で注目される新技法は日本でも普及するのか-』
をテーマに勉強会を開催しました。
参加総数68名でした。
テーマは、
1)MROCs
2)We-research
3)消費者の行動・意図がログになる
の3つでした。
残念ながら、発表者のご希望により、
発表資料は、参加者の方のみの限定配布です。ご了承下さい。
それで以下に簡単に内容をご紹介しておきます。
●広告におけるWeb2.0への対応としての
ソーシャル・メディアの台頭。
それに対するリサーチの反応として、
・回答データから⇒傾聴データへ
・集団データから⇒個人データ
・過去データから⇒現在データ
・意見データから⇒行動データへの流れ
1)MROCs(エムロック)
事例:①ゴディバ、②ナビスコ100カロリーパック
MROC会社:①Communispace, ②PluggedIn、③VisionCritical(以上US)、④BrainJuicerのinnovation community (UK)
クライアント: ①vocalpoint (P&G)、②my starbucks idea
2)We-research
・ESOMAR会議2009でのJohn Kearon(上記BrainJuicer社CEO)とMark Earlsの発表論文
・人と人の関係や相互認識が生み出すものを理解する手法
-みんなの創作
-みんなの観察
-みんなの記憶
-みんなの予測
⇒例えば、「みんなの予測」は、もともとは、ジェームズ・スロウィッキー
『 「みんなの意見」は案外正しい』に触発されたリサーチのwisdom of crowdアプローチの探索
・ソーシャルな存在である人間は、自分のことよりも、他の人の感情や行動について
より知っているという前提を市場における予測(market prediction)適用しようとする試み。
・例えば、コンセプト・スクリーニングにおいて、従来のモナディックや、
シークエンシャル・モナディック方法で評価するのではなく、
代表サンプルでもなく、ターゲット・グループでもない500人(これがクラウド)に
評価を尋ねた結果の正確性の検証を行い、予測可能と主張。
リサーチのやり方を根本から変える可能性がある考え方。
3)消費者の行動・意図がログになる
・価格.COM のトレンドサーチ
・NikeのJoga Bonito
・Google
・ツイッター
・位置情報
まとめの図>
―― リサーチパートナーとしての消費者
|
| Social Platform x Marketing Research
次世代MR ―| – MROCs
| – WE-Research
|
|
・ ―― 消費者の行動・意図がログになる
・
・
・ Mega Data x Marketing Research
・
・ -Behaviorla Tracking/Observation
・ -Search/Buzz Monitoring
・
・
・・・・・・・・・・・・・・ 認知・認識のための先端テクノロジー(この部分は説明省略)
Cutting Edge Technology x Marketing Research
– Neuroscience
– Image/Video Recognition
– RFID (Source: 萩原さん作成)
●勉強のあとは恒例の懇親会で盛り上がりました(散会23:30)
●この勉強会の1つの目的であったLinkedInのSurveyMLグループへの登録をぜひお願い致します。そして、その中でのリサーチについての活発な議論の促進を期待しております。
●参加者の皆さんからは、
「海外の事例を体系的に講義いただきとても刺激になりました」
「新鮮な話題が多く、楽しく聞かせていだだきました」
「レベルの高い話が聞けて大変よかったです」
「今までの規範が覆されたような気がします」などの好意的なコメントをいただきました。
他方、
「興味深かったです。ただなかなかすぐに実務に生かせるかどうか」
「上司から、代表性は?SNSの使用者はオタクでは?の反論が返ってきそう」
などといった心配の声も聞かれました。
【本ブログでの8月ツイッチャーの会、先行告知】
8月のツイッチャーの会は、
8月25日(水)、リサーチ・パネル・アジア(RPA)様のご厚意により、
ECナビ本社のAJITOをお借りして、
萩原さんが発表の中で紹介された
イギリスの#1MROC会社であるBrainJuicer(ブレーン・ジューサー)社の
「イノベーション・コミュニティ」
の詳細を『MROC研究会』の方に発表していただきます。
ブレーン・ジューサー社のCEOであるジョン・キーロン氏は、
萩原さんのもう1つのテーマであったWe-researchの提唱者でもあります。
今回は、「MROCの可能性と限界」について、活発な議論に参加していただける
MROCに関心のある方の参加をお待ちしております。(会場の定員は20名です)
●7:00開場。
●7:30-7:45 RPA様からのご挨拶
●7:45-8:15 ブレーン・ジューサー社のイノベーション・コミュニティのご紹介
●8:15-9:00 MROCについてのディスカッション(第1部終了)
*今回は、勉強会後の外部での「懇親会」はありません。9:00以降、
ビールやソフト・ドリンクとピザを食べながらのディスカッションと、
ネットワーキング・ブレイクを予定しております。 (第2部終了予定11:00前後)
後日、ツイッターの中の「こくちーず」でお知らせ致しますが、
先行予約ご希望の方は、
shigeru.kishikawa@experidgejapan.com
の方に、①お名前、②所属、③ネットワーキング・ブレイクの参加有無をご記入の上、
直接メールにてお申込み下さい。よろしくお願い申し上げます。
参加費は無料ですが、ネットワーキング・ブレイクの軽食と飲み物代の実費分程度のご負担(参加人数により変動)をお願い致します。
週刊リサーチ・ブロゴスフィア
Weekly Research Blogosphere
*1週間の世界中のリサーチ関連の主なブログ・テーマを簡便に
レビューすることができる「週刊リサーチ・ブロゴスフィア」です。
興味をもたれたブログの詳細は、リンク参照。
(土日前後でアップされたものは次週にまわすことがありますのでご了承下さい)
⇒は投稿に対する個人的コメントです。
◆先々週と先週(7月12日-8月1日)の3週間分の世界のリサーチ・ブロゴスフィア
24ブログの86投稿をレビュー
《海外編》
1.Jeffrey Henning 's Vovici
1.Attribution of Social Media Comments in Research Reports (7/12)
ソーシャル・メディア・リサーチと倫理の問題―ソーシャル・メディア上の消費者の
コメントの報告書への引用の取り扱い方について。
報告書を作成するリサーチャー間でも、またコメントを引用される消費者側でも
意見が分かれている。
VoviciがUSのオンライン・ユーザー426人を対象としたsocial media listening surveyでは、
全文の引用に賛成する人、条件付きで賛成する人、反対する人に意見が分かれている。
しかし、66%の人が、コメントの本人が特定されることには反対している
(しかし検索すれば実際問題、本人が特定される可能性が大きい)。
コメントを言い変えたり、本人を特定しない形で引用するなどの工夫をリサーチャーは行っている。
コメントを直接引用する方が簡便でより報告書のリアリティを増すように思えるが、
これは消費者側の視点に立っていないよう感じる。
著者の最近の例では、直接の引用をやめて、ツイッターから検索結果を示す工夫を行った。
2.The Service Recovery Paradox: No Excuse for Bad Service(7/13)
問題が起こりそれにうまく対応できた顧客ほど満足度が上がるといわれている
「サービス・リカバリー・パラドックス」が本当かどうかの検証。
Stefan Michel and Matthew L. Meuterが、“The Service Recovery Paradox: True But Overrated?
論文で実証研究。
顧客を失敗の有無と、もともとの満足度の程度により10グループに分類。失敗がなく、
もともと満足度の高かった顧客の満足度が常に最も高かった。
もともと満足度が低く、失敗のあった顧客の間だけで満足度は上がった、
つまりパラドックスは見られただけで、多くは見られなかった。ということで、パラドックスを否定。
失敗のあとにすばらしいサービスを行うことは、よい戦略とは言えない。
失敗の回復にはコストもかかり、管理することは難しい。
標準化されたリカバリーはユニークさや驚きを生みだなさい。
顧客の歓び(delight)は驚きによって生まれる。
それゆえに、サービス・リカバリーは、失敗のすぐあとにリカバリーを
自然に積極的に行う場合や、リカバリーが事前に計画されていない場合にのみ行うべきである。
3.CEM vs. CRM (7/14)
CEMとCRMの違いについて。
CRM (Customer Relationship Management)は、会社と顧客間に相互関係が生じた時に、
会社が顧客について何かを学ぶことである。
会社が個人の顧客収益をマネジメントすることができる。
他方、Customer Experience Management (CEM)は、会社と顧客間に相互関係が生じた時に、
顧客が会社について何かを学ぶことである。
顧客経験をマネジメントすることによって、会社は顧客との収益的関係をコントロールすることができる。
顧客経験のあとに顧客関係性マネジメントが起こる。
顧客関係性マネジメントが起こるように顧客経験マネジメントが真剣に行われる。
両者は非常に相互補完的であり、組織の顧客理解を改善する協働作業である。
4.Fact Resistance: When Research Results Conflict with Beliefs (7/16)
調査結果がクライアントの信念と異なった場合の対処法。
5.Turnover Intent and Its Drivers (7/19)
従業員満足度と離職意向の関係について。
6.Research Community FAQ (7/21)
MROC(MRオンラインコミュニティ)についてのFAQ:
Q: MROC(エムロック)とは何か。
Q: MROCの分類
Q: 短期的vs.長期的MROCの長所と短所
Q: MROCの大きさ
Q: コミュニティ・メンバーの作業内容
Q: MROCは消費者にとって楽しい存在か。
Q: 高齢者でもMROCは可能か。
Q: 否定的なコメントは除くべきか。
Q: MROCでよく起こすミスは。
Q: 事例は。
Q: MROCサービスのベンダーは。
Q: MROCのROIは。
Q: MROC構築をすすめる理由。
7.Facebook in Decline (7/22)
SNSが低下するケース。
8.Response Styles Confound Cross-Cultural Comparisons (7/23)
回答スタイルと結果への影響。
9.Twitter Hashtag Communities (7/24)
ツイッターのハッシュタグについて。
10.#MRX Hashtag Community's Declaration of Independence from #MR(7/25)
新しい#MRXのハッシュタグについて。
11.For Real, Unique, Engaged Panelists, Build Your Own Panel(7/26)
オンラインパネルの品質をあげるパネルメンバーの質の改善の試み:
Peanut LabsのOptimusID machine fingerprinting technologyと、
MarketToolsのTrueSample certification program.
12.Is the Social World the End of Enterprise Feedback Management?(7/27)
SocialCRMとEnterprise Feedback Management (EFM)の関係について。
13.Consumers Don't Want to Hear from Social Media Researchers, Unless...(7/28)
7月12日の1の投稿に対してもコメントへの回答。ソーシャル・メディア・リサーチの倫理問題。
14.Customize Research Deliverables by Audience Appetite(7/29)
聞き手のニーズによる調査結果の納品物の対応。
15.Customers Rule(7/30)
Vovici社のカスタマールール:クライアントの成功を助けることによよって、自社の成功がもたらされる。
16.Research Roundup: Social Media Research "in the Mix" (7/31)
ツイッターの#MRX Twitter communityのリンクからえた今週人気の10ポスト(必見)
2.Joel Rubinson on Marketing Research
17.What if it all STARTS with the purchase? (7/27)
通常、マーケティング活動の完結として「購買」がとらえられているけれども、もし「購買」から、
マーケティング活動が始まると考えると。。。
⇒先週大きなニュースが飛び込んできました。このブログの著者であり、アメリカで権威のあるリサーチ団体であるARFのCROであるJoel Rubinson がARFをこの9月に辞めるというニュースです。
3.Research Rockstar
18.Market Segmentation for Saving Money, and Making Money (7/12)
マーケット・セグメンテーションは、売上とマーケティングROIに関することである。
多くの顧客の中での成功を最大化するために、いくつからのサブ・グル-プに分類することが
重要。
そうすることによって、ユニークな顧客グループの特定のニーズを満たすことによって、
製品や、メッセージ、販促、流通、戦略をより洗練させることができる。
セグメンテーション・モデルの利点
①もっとも魅力的な顧客セグメントが明らかになれば、製品開発計画策定は容易になる、
②収益性の高いニッチ・セグメントを特定し、そのプロファイルを明らかにし、選定する、
③魅力的なセグメントの大きさがわかれば、マーケティング目標に応じて戦略的な予算を推定することができる。
セグメンテーションの学習には以下参照:
①ホワイトペーパー参照GET WHITE PAPER
(英語で名前と所属を入力すると入手できます)
②“Divide & Conquer: Practical Steps to Market Segmentation Success.” CLASS PREVIEW
③Research Rockstar社のオンサイト・トレーニング
19.Check Out The AMA’s 2010 Market Research Conference(7/24)
9月26日ー28日に行われるAMAのリサーチ会議について。
4.Tom H. C. Anderson - Next Gen Market Research
20.Analyze and Optimize Your Organization’s Social Media Presence (7/20)
New York Technology Council会議について。
21.Process and Quality Improvement Change Meme (7/21)
NGMR meme contestについて。
22.Why I Will Not be Permitted to Speak in Mexico in September… (7/22)
AMAI会議での発表中止について。
23.Merlien Institute Announcement (7/26)
著者のTomのMerlien InstituteのAdvisory Boardへの就任について。
24.Brand Festival 2010!(7/28)
10月21日にハンガリーのブタペストで開かれるBrand Festival 2010での発表について。
25.A Little Fun With Next Gen Market Research (7/29)
アイトラッキング方法に関連して。
26.The Evolution from Business Intelligence to Personal Intelligence (7/30)
パーソナル・インテリジェンス・ビジネスについて。
5.The Future Plac
e Blog
27.Is there too much ‘commodity’ research? (7/12)
多くのコモディティ調査、多くの数字、多くのベンチマーク、多くの工場生産型調査
高度で、付加価値が高く、インサイトが豊富で、市場を活性化し、
ビジネス・コンサルティング的な調査が必要であるけれでも、
MRの売り上げの多くを形成し、業界の維持のために存在する多くのコモディティ調査も
必要であり、革新する必要がある。
28.The Pros and Cons of ISOs for Research – Ray’s view (7/13)
Tom HC AndersonのESOMARのUS代表解任に関連して、
ISO問題について。
プロセスの管理にすぎない。MRの場合、プロセスの管理だけでは品質保持は不十分。
プロセス管理は重要。特に従業員が1000人以上おり、
複数の国にわたりビジネスを行うような大きな会社にとっては、プロセスの一貫性は要求される。
例えば、同じような家庭のエスノ調査を2社が行った場合、調査プロセスは全く同じでも、同じ結果がでることはマレ。
2社のうちISOに入っている調査会社の方がおそらく調査費用は高いけれでも、必ずしも内容が良いとは限らない。
大きな調査会社にとって、ISO導入はプロセス管理に役立ち、結果として経費節約につながる。
しかし、小さな調査会社にとって、ISOは大きな費用負担になる上、
ISOは大きな調査会社にとってのアドバンテージとなり、小さな調査の競争力を下げる原因になる。
トップ10社でMR全体の売り上げの約半分、トップ25社でほとんどの売り上げを
構成している現状からみて、ISO導入は業界全体にとってよいことであろう。
しかし、個人的にはISOは、MRの品質向上にとってはベストな解決策ではないと思う。
29.The 1936 US Presidential Election - Things all researchers should know #1 (7/20)
1936年の大統領選挙のギャラップとリテラリー・ダイジェスト社の選挙結果予想の話。
30.When Beecham sued Yankelovich Clancy Shulman – TARSK #2 (7/23)
1987のUSのBeecham社がYankelovich Clancy Shulmanを訴えた事件について。
31.Is the Old Spice Social Media Campaign Failing?(7/24)
ソーシャル・メディアのROI。
32.The difference between social media monitoring and social media research?(7/26)
ソーシャル・メディアモニタリングとソーシャル・メディア・リサーチの違い。
33.The battle for the soul of understanding online discussions (7/26)
オンライン上の会話の理解ーリスニング。
34.Police Forces and Facebook (7/27)
警察とFacebook利用についての調査の実施について。
35.Or maybe that Old Spice ad is working?(7/28)
The Old Spice Guyのソーシャルメディア・キャンペーンについて。
36.New Coke – TARSK 3 (Things all researchers should know) (7/30)
新人リsザーチャーが知っておくべき失敗事例紹介の第3回目:コーラの例。
37.You can save £75 on my next MRS Social Media Workshop! (7/31)
Rayが行うSocial Media and Market Research研修コースについて。
6.Blackbeard Blog
38.Realism In Research: Why Is A Survey Like A Dalek? (7/16)
MROCについて。
サーベイよりも、より柔軟で、相互作業がある点で、よりリアリズムがある。
39.Butterflies Don’t Innovate: The Real Innovation Challenge for Market Research. (7/21)
Research.Opinionated.Insightfulブログより
イノベーションについて。
40. Facebook Questions (7/29)
参照)Facebook tests new polling and answers tool
Facebookの新しい質問サービスについて。
7.Random Sampling
お休み
8.Straight Talk with Nigel Hollis
41.GM owns Chevrolet, but Americans own a Chevy (7/12)
グローバルで名前を統一する観点から、GMが従業員に、 “Chevy.”ではなく、
“Chevrolet”と呼ぶように要請したことへの反論。
ブランドは、消費者のマインドにおけるパーセプションの集積である。
(イギリスのプランニングのグルであるPaul Feldwick)
強いブランドは、売り上げや利益の増加や、労働資本率の改善、リスクの低減によって、
ビジネス・パフォーマンスのすべての側面に影響を与える。
このパフォーマンスの強化の大部分は、消費者のパーセプションによってもたらされるが、
従業員やサプライヤー、銀行家などのその他のステークホルダーへの影響によっても
もたらされる。
言い変えれば、ブランドは、ブランド・パーセプションが会社との関係性を形成しているすべての人々によって所有されているのである。
「人々がブランドをニックで呼ぶことをもっと評価すべきである」
GMは、ブランド名を人々がどう呼ぶかということよりも、ブランドが何を表しているのか
ーつまり、そのブランドがなぜ存在しているのか、何が他のブランドと差別化しているのかという点を明らかにすべきである。
42.New “brand equity” metric promotes knee-jerk marketing (7/19)
新しいブランド・ヘルスチェックの指標がワンパターンなマーケティングを生む可能性。
43. Why did Google decide to run a TV ad? (7/25)
GoogleのTV広告について。
44.Neuroscience findings confirm our understanding of how advertising works (7/28)
ニューロサイエンスのThinkbox社の方法について。
9.LoveStats
45.Turning down business is good for business (7/11)
仕事を断ることは、あなたの会社にとってよい?
①倫理に反する仕事
②品質基準を満たさない(例えば、不当に長い調査票を要求するなど)
③専門外の仕事(一度もやったことがない仕事など)
④報酬が極端に少なかったり、時間が長くかかる仕事
さらに、
①個人的モラルに損なう仕事
②難しいクライアント(非常識なスケジュールやゴール、要求をしてきたり、性格がよくないなど)
③学ぶところがない退屈な仕事
あなたのスキルに集中すれば、クライアントはあなたの仕事の品質を評価し、
リピート利用をして、他への推奨もしてくれる。
それによって、あたなの専門家としての評判も上がる。
あなたのライフスタイルやスキルにあった仕事を選ぶことによって、
よりよい品質の調査を行い、それを誇りに思うハッピーなリサーチャーになれる。
これは家族の幸せにもつながる。
46.Keep the ESOMAR faith (7/12)
ESOMARのUS代表Tom HC Andersonの解任に関連して。
47.Lovely human biology illustrations, Statistics not included (7/13)
このブログは、100%ラブリーで100%バイアス
48.This is why Twitter will die (7/14)
ツイッターは、筆者にとって、リンクやアイディア、笑いをもたらす
少しバカげたことをシェアするツール。
でも最近のツイッターは、リンクをシェアする最初の人についてや、
ビジネス利用、フォロアーの増加のためになり、
個人のアイディアや人生におけるおもしろいことについてのツイートが減ってきていいる。
筆者は個人的には、ツイートの背後に「個性」(personality)が表れ、
繋がっていると感じられる人々によってシェアされたリンクを選択したい。
49.Would you read my book? (7/16)
私の好きな本。
50.Proof that sampling social media data is critical, but you already knew that (7/17)
OpinionAided について。
51.Preaching to the Research Choir (7/18)
同僚について。関心レベルは人まちまちである。
52.10 items you must include in every successful list(7/19)
10項目に入れるべき要素。
53.dear-berniemalinoff-your-wish-is-my-command/(7/21)
ツイッターでのやりとりの紹介。
54.From academia to a job: Free advice from a Phd (7/23)
研究サイドから、MR業界への就職する人へのアドバイス。
55.This Sunday, 8am/pm est, it’s #MRXChat time! (7/26)
#MRXのハッシュタグについて。
56.Thankful (7/30)
彼女の隣人について。
10.The Survey Geek
57.Social media research absent the hype (7/8)
Insites社の"neo-observational research" について、
58.Hoisted on their own petard (7/12)
回収率と、データの代表性/品質との関連について。
最近オンラインパネル調査の回収率の低下が言われるけれでも、
面接調査のサンプリングと異なり、オンラインパネルの調査における回収率と
そのデータの品質との間には何ら関係性は存在しない。
つまり、回収率の低さが代表性を損なうものではない。
59.It works! (7/13)
重要な公共政策や選挙の予測についての人々のセンチメントを追跡測定するために
ツイッターを利用する是非について。
ツイッターは人々のセンチメントを反映したものか、
それとも人々のセンチメントを引き起こすものなのか。
60.Tough review from Facebook users (7/20)
サンプルとしてのFacebokユーザーの問題点。
11.Insites Blog
61.Consumer conversations in the co-creation of innovations (7/22)
メーカーと消費者との共同によるイノベーションの重要性について。
My Starbucks Ideaのケース。
62.2010 QRCA Global Outreach Scholarship (7/23)
QRCA (Qualitative Research Consultants Association) の2010 QRCA Global Scholarship を
Sophie Van Neckが受賞した報告。
63.Research in the mix (7/26)
MROCについて。
・インサイト・コミュニティという呼び方の方が良い。
・代表性はない。
・150人程度が適当。モデレータがメンバーと関係性を持てる点で。
・基本的に定性調査。
リサーチャーは音楽のDJのように、伝統的方法を含む多くの方法の中から、それらをミックスして使うべき。
12.The Researcher's Perspective
64.Small Things, Big Impact(7/12)
「ビジネスにおいてすべての人は営業マンである」というよりは、
「すべての人は、営業サポートや顧客サービスに関わっている」と言う方が正しい。
ダラス空港での経験談から「小さなことが(顧客のロイヤルティ形成に)大きな影響を与える」
例について紹介。
65.The PRC Program at Five (7/14)
Voviciのジェニング氏からのPRC資格修得のすすめ。
アメリカには、MRAのProfessional Research Certification (PRC) programというリサーチャー資格制度がある。
創設されて5年がたつ。調査業界の中にプロフェッショナリズムを確立する目的で
クライアントやベンダーの要請で作られた。
マーケットリサーチは、心理学や数学、マーケット自体といった
右脳と左脳の両方活動が必要とされる。
PRCの資格を取るには、リサーチ業界に3年在籍し、筆記試験に合格する必要がある。
合格後も、2年おきに継続審査がある。これまで1500人の資格者がいる。
66.More PR For Good MR (7/21)
マスコミの簡単な世論調査結果の発表と、MRの信頼性について。
⇒USも日本も同じ問題を抱えている。質も低い世論調査の氾濫。
67.Trophies Made of Paper Money (7/26)
名刺のお話。
68.Changes with LinkedIn (7/28)
LinkedInの最近の変化について。
69.You Talkin’ to Me? (7/30)
クライアントへのアピール
①あなたの会社は他社と、どこが異なっているのか?
②他社ができないことであなたの会社ができることは?
③どのように行うのか?
④もし仕事をお願いしたらどんな良いことがあるのでしょうか?
13.Future of Insight
お休み
14.Voices of CMB
70.Shopper Segmentation Research: 5 Questions with Electronic Arts(7/12)
Shopper Insights in Action Conferenceに関連して、Stephen Day of Electronic Artsへの
インタビューから。購買時点での消費者行動をより理解することが重要。
71.Multi-method, multi-source market research more important than ever (7/16)
消費者がより賢明になり、より確実で有用なインサイトを提供する存在となった。
さらにリアルワールドの経験をシミュレーションする技術の発展と、
現場での消費者の声を聞く能力が改善された。
このような環境の変化の中、multi-source, multi-methodのMRの方法論がより重要になっている。
2006年と2010年の方法論のリストの比較。
72.Innovations in Quantitative Research for Product / Service Development(7/19)
CMB社の製品やサービス開発の定量調査の新しい事例紹介。
73.These facts will change your mind: NOT!(7/21)
プレゼン・報告で重要なこと:
①この結果でどのような意思決定が行われるかを知る、
②情報の利用者とのポジティブな関わり、
③オーディエンスを知ること。
74.CMB Tech Pulse: eBay Is A Nice Feather in Microsoft’s Cap(7/22)
eBayとマイクロソフトとのクラウドコンピューティングの合意について。
75.Like Any TV Show, Market Segmentation Studies Have Trade Offs (7/27)
セグメンテーション分析について。
15.The Forrester Blog
76.What Makes A True Research Partnership?(7/12)
リサーチ予算の削減の一方、リサーチへの期待の増加の中、
リサーチャーには調査会社の選定、管理、評価の効率化が求められている。
ベンダー・マネジメントのベスト・プラクティス
キーベンダーとのパートナーシップを発展させる。
リサーチ・ベンダーをパートナーとすることは、よりよいプロジェクトや深いインサイト、
コスト減をもたらす。
知的なROIである。各プロジェクトにあまり時間を掛けたくない。
正しいベンダーを見つけコンタクトをとることは非常に重要であり、
同僚であるかのような関係が望ましい。
多くのベンダーはベンダーとパートナーシップを形成しており、
3分の2は、「価格」は「品質」よりは、重要でないと述べている。
77.The Data Digest: How Consumers Use Ratings And Reviews(7/16)
Tchnographics survey(n=10、044)によると、USのオンラインユーザーの男性の約半分、
女性の42%が、レイティングやレビューを少なくとも月に1回は使用している。
また、半分近くが、レイティングやレビューを行っている。
さらに、Forrester’s Digital Consumers Communityのメンバーに、
レイティングをどのように評価しているかを尋ねた。
強くは影響を受けていない。大きな買い物をする時にレビューをみる傾向があり、
安心材料としてみており、あくまでも自分自身の判断で最終の購買意思決定を行っている。
78.Sometimes You Realize Just How Cool Market Research Can Be... (7/21)
クールなMRベンダーとして、TobiiとConversionの紹介。
79.The Data Digest: Profile Of Consumers Who Become Fan Of A Brand (7/23)
FacebookなどでFanになる人の属性について。
80.The Data Digest: Which Music Devices Do People Use (7/30)
Technographics surveyから、音楽を聴く機器の調査結果。カーステレオがトップ。
《国内編》
番外編:
6月5日のアップですが、
@Hiroshi0205さんの
81.Hiroshi0205『なんとなく日記』 「誤用はリサーチャー御用だぜ!」
「安直なネット調査の台頭をゆるした・・・かつてのリサーチャーたちは、正しい市場調査の有効性を根付かせられなかったことに、大きな責任を感じるべきだと思うのですが、、、」と手厳しい批判。
16.MARKETING RE-SEARCH BLOG
お休み
17.Marketing Research Watch
お休み
18.マーケティング・リサーチの寺子屋
82.統計を学ぶ本 (7/21)
「日経BP社のWEBサイト「BPnet ビズカレッジ入門講座:仕事に役立つデータの読み方・伝え方」(→こちで)で、3ヶ月の短期連載を始めています(2010.7~2010.9の連載です)。「
「そこで、この講座を進めるにあたり参考にした書籍を、一度紹介しておこうと思います。
統計の入門書、それもできるだけ数学寄りではなく、ビジネス向け、学生向けに書かれたものを探している方の参考になればと思います。」
ということで、参考文献が紹介されています。
19.tanoue40's Blog
お休み
20.アウラなブログ
83.ブタ積みされるデータ(7/16)
上の萩原さんのツイッチャーの会勉強会へ参加されたご感想です。
21.マーケティング・リサーチャーの生態
お休み
22.みんなのMR.COM
84.Listening(リスニング)とMROC(エムロック) その1 (7/12)
23.Digital Consumer Planner's Blog
85.リスニング・ソリューション: フル・サービス・リスニング・ベンダー (7/22)
86.リスニング・ソリューション: フル・サービス・リスニング・ベンダー② (7/29)
************************************
《このBlogは毎週月曜日の午前中に更新されます。月曜日がお休みの時は火曜日の午前中です。また臨時に更新されることがあります》
登録:
コメントの投稿 (Atom)
#150 レイ・ポインターのMR白熱教室2015 第4回(最終回)報告
<第149回> レイ・ポインターのMR白熱教室2015 第4回(最終回)報告 2015年6月23日 ● 第4回目のテーマは、 『データからストーリーテリング』 でした。 ● 7月にレイとの懇親会を予定しております。世界のMRのソート・リーダー(thought ...
-
<第147回> 第52回JMRX勉強会報告 2015年5月29日 ● 5月29日(金)に、株式会社 ミクシィの会議室にて、下記の要領で、第52回JMRX勉強会を開催致しました。 タイトル: 「時系列データを用いた広告効果測定の実際」 発表者: 青島弘幸(...
-
<第119回> 2014年5月 ◆ 前回、ご紹介した 水越康介首都大学東京大学院ビジネススクール准教授の 『普通の人が、平凡な環境で、人と違う結果をだす「本質直観」のすすめ』( 2014年、東洋経済新報社)は、リサーチャーMUST-READの書です。 水越氏も「本...
-
<第149回> レイ・ポインターのMR白熱教室2015 第4回(最終回)報告 2015年6月23日 ● 第4回目のテーマは、 『データからストーリーテリング』 でした。 ● 7月にレイとの懇親会を予定しております。世界のMRのソート・リーダー(thought ...
0 件のコメント:
コメントを投稿